『ブレイキング・バッド』ガス役ジャンカルロ・エスポジート、『ベター・コール・ソウル』では10年前のガスを演じていない

大人気ドラマ『ブレイキング・バッド』とそのスピンオフドラマ『ベター・コール・ソウル』に登場したガス・フリング役のジャンカルロ・エスポジート。二つの作品で同一人物を演じたジャンカルロは、『ベター・コール・ソウル』は、『ブレイキング・バッド』の10年前のガスではないと話した。

米Goldderbyのインタビューに答えたジャンカルロは、「長年にわたって『ブレイキング・バッド』でガスを演じたあとに、逆方向に演じることは興味深いことでした」と切り出し、この二つの作品でガスというキャラクターは異なることに気がついたと話した。「今回『ベター・コール・ソウル』でガスを演じた時、ガスがその後どのような人間になっていくかを知りました。彼は『ブレイキング・バッド』の時より若いので、当然経験も少ない。『ブレイキング・バッド』では、感情を見せない非常に冷酷な男ですが、『ベター・コール・ソウル』のガスは違うのです。この時のガスには、感情があると気がつきました。それで、"そうだ。ただ単に『ブレイキング・バッド』の10年前を舞台にした場にいるガスを演じているのではない。他のガスに向かう途中のガスを演じている"のだと」

さらに、「ガスはウォルター(ブライアン・クランストン)がやったように、自分が重要な人物だと人々に知らしめます。ガスはマイクに真実を打ち明けます。マイクもガスも、復讐とは何かをわかっており、傷つけられたこともわかっています。ガスがそのような立場でいることはとても興味深かったです。彼は戦場の戦士なのです」と同じガスでもまだ発見する部分があるようだ。

また、ジャンカルロ自身の現状については、「『Godfather of Harlem(原題)』という作品で別の自分の側面をお見せする機会もありました。『スター・ウォーズ』の神話のような『マンダロリアン』ではモフ・ギデオンを演じました。今度は、スーパーヒーローが実在する『ザ・ボーイズ』に出演します。我々は今、テレビの黄金時代にいて、そのことに対してとても感謝しております」と、前向きな返答とともに人気作品に引っ張りだこのようだ。

『ブレイキング・バッド』『ベター・コール・ソウル』ともにNetflixにて配信中。『マンダロリアン』はシーズン1がDisney+(ディズニープラス)で、『ザ・ボーイズ』はシーズン1がAmazon Prime Videoにて配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ブレイキング・バッド』(c)Ben Leuner/AMC/『ベター・コール・ソウル』(c)Michele K. Short/AMC/Sony Pictures Television