『ハンドメイズ・テイル』エリザベス・モス、新作ドラマで実在の女性殺人犯に

健康な女性が出産のために利用されるディストピアな近未来を描くHuluのオリジナルドラマ『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』に主演するエリザベス・モスが、ミニシリーズで実在の女性殺人犯を演じることが明らかとなった。米Deadlineが報じている。

『Candy』という仮題がつけられたこの新作でエリザベスが演じるのは、1980年代に実在したテキサス州に暮らす主婦で、悪名高き殺人者でもあるキャンディ・モンゴメリー。

優しい夫と二人の子どもに恵まれ、新しくできた郊外の町に素敵な家を構えて幸せに暮らしていたキャンディ。すべてを手にしているように見えた彼女が、なぜ友人を斧で殺してしまったのか、その謎に迫る内容になるようだ。

パイロット版の脚本を手掛けるのは、1960年代のニューヨークを舞台に広告業界に生きる男たちを描いたドラマ『MAD MEN マッドメン』でエリザベスとタッグを組んだロビン・ファイト。彼女とエリザベスは、ニック・アントスカ(『Channel ZERO』)、アレックス・ヘドランド(『スパルタカス』)とともに製作総指揮も手掛ける。エリザベスとすでに旧知の仲であるファイトはアントスカ、ヘドランドと実在の犯罪を元にした衝撃作『見せかけの日々』でも組んでいることから、本作のチームワークにも期待が持てそうだ。

『Candy』への出演をすぐに快諾したというエリザベスは、その理由を以下のように説明する。「ここしばらく、アンチヒロインを演じたいと思っていて、『MAD MEN』が終了してからずっと、再びロビンと仕事をしようとしていたの。だから彼女から殺人罪を免れたかもしれないテキサスの主婦を演じたいかどうか聞かれた時、私の答えは"どこにサインすればいいの?"だった。しかも『見せかけの日々』が素晴らしかったニックとも一緒に仕事ができるなんて、100個のサクランボが載った美味しいデザートを食べるみたいな気分よ」

エリザベスはドラマの撮影の合間を縫って、最近ではジョーダン・ピール監督作『アス』やリブート版『透明人間』、ケイシー・アフレック監督作『ライト・オブ・マイ・ライフ』といった映画にも出演している。

『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』シーズン4は米Huluにて2021年より配信予定。シーズン1~3はHuluで配信中。(海外ドラマNAVI)

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『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』
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