『スター・ウォーズ』ベビーヨーダは、マーベル・ユニバースに存在する!

昨年大ヒットとなった『スター・ウォーズ』シリーズ初の実写版ドラマ『マンダロリアン』で、登場直後から大ブームを巻き起こしたベビーヨーダが、なんとマーベル・ユニバースにも存在することが明らかになった。英Digital Spyが報じている。

7月8日(水)に出版された『ファンタスティック・フォー』の原作コミック最新刊「Empyre #0: Fantastic Four(原題)」で、ミュータントであるファンタスティック・フォーのフランクリン・リチャーズがベビーヨーダのことを語るシーンがあるのだ。

見知らぬ惑星にいることに気づいた、リード(ミスター・ファンタスティック)とスーザン(インヴィジブル・ウーマン)の息子フランクリンと娘ヴァレリアはこの惑星からの脱出を目論み、カジノに潜入することに。しかしカジノのドアの警備員が、"ギャンブルするには若すぎる"と立ちはだかると、フランクリンは実際には自分たちは見た目よりもはるかに年齢がいっていると説明する。「我々は、ヴァレリアンという老化が非常に遅い古代の種族です。実は何百歳も歳をとっているのです」と嘘をつくフランクリンに、「信じてくれたなんて」と驚くヴァレリア。それに対して、フランクリンが「ベビーヨーダだよ。もし彼があれで50歳ならさ」とにこやかに答える。

ウォルト・ディズニー社が手掛けるディズニープラスでは、ディズニー作品はもとよりマーベル、スター・ウォーズ作品も見られるため、今度の展開を考えるとお互いのユニバースにそれぞれのキャラクターが登場する可能性もあるだろう。(※ちなみ、キャラクターは登場しないが、マーベルドラマ『エージェント・オブ・シールド』シーズン2で、『スター・ウォーズ』グッズが登場しあるキャラクターが作品のファンであることが判明する)

今月初めに、『マンダロリアン』のVFX監督であるリチャード・ブラフは、ベビーヨーダの姿には、何パターンかの案があったと明かしている。「主に2パターンありました。一つは生物を模したロボットを使って撮影する技法のアニマトロニクスでした。それには目や手足を動かすのに人形師が5人は必要でした。もう一つの方法は、フォーカスが外れているときに、ぼやっとうつる人形の塊のようなものです」

さらにVFXチームは、100パーセントCGのベビーヨーダも作っていたという。色々な試行錯誤を重ねて生み出されたベビーヨーダが、果たして映像の世界でもマーベルとクロスオーバーすることはあるのか。今後の展開に注目だ。

『マンダロリアン』はディズニープラス(Disney+)で配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:『マンダロリアン』(c) 2019 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.