米AMCの大ヒットサバイバル・パニックドラマ『ウォーキング・デッド』の原作者ロバート・カークマンが、自身のコミックス「Invincible(原題)」を米Amazonでアニメーションシリーズとして製作することは、以前に当サイトでもお伝えした。多くのハリウッドスターが声優として参加する本作に、今回新たに『ウォーキング・デッド』のキャストも加わることが分かった。米Entertainment Weeklyが伝えている。
「Invincible」は、平凡なティーンエイジャーとして生きてきたマーク・グレイソンが、17歳の誕生日を機に自分の隠された能力に目覚め、スーパーヒーローとして覚醒していく様を描く。全8話となるアニメシリーズで主人公マークの声を担当するのは、『ウォーキング・デッド』のグレン役で知られるスティーヴン・ユァン。『ウォーキング・デッド』後のスティーヴンは、村上春樹の短編小説「納屋を焼く」を韓国のイ・チャンドン監督(『ペパーミント・キャンディー』『オアシス』)が映像化した映画『バーニング』で謎の富豪を演じて称賛されていた。
そんな本作にこの度、『ウォーキング・デッド』のエゼキエル役で知られるカリー・ペイトンと、『スター・トレック』のザッカリー・クイントも参加することが決定。カリーとスティーヴンの『ウォーキング・デッド』出演時期は被っていないため、今回が初の共演となる。
これまでは、主人公マーク役をスティーヴンが、マークの父で地上最強のスーパーヒーローでもあるオムニマン役をJ・K・シモンズ(『カウンターパート/暗躍する分身』)が務める以外、ほかの出演者の役柄は不明だったが、今回のキャスティングに合わせて各自の役柄をカークマンが発表。それによると、マークの前恋人アンバー・ベネット役にザジー・ビーツ(『ジョーカー』)、母デボラ役にサンドラ・オー(『グレイズ・アナトミー』)、マークの親友ウィリアム・クロックウェル役にアンドリュー・ラネルズ(『GIRLS/ガールズ』)、政府エージェントのセシル・ステッドマン役にウォルトン・ゴギンズ(『アントマン&ワスプ』)、グレイソン家の友人でありコスチュームの仕立て屋でもあるアート・ローズバウム役にマーク・ハミル(『スター・ウォーズ』)、マークの仲間のスーパーヒーロー、アトム・イヴ役にジリアン・ジェイコブス(『LOVE ラブ』)、エイリアンのアレン役にセス・ローゲン(『ネイバーズ』)が決定している。
新顔二人の役柄はそろってスーパーヒーローで、カリーはブラック・サムソン、ザッカリーはロボットというキャラクターの声を担当する。
Sweet news today! But I have to point out, not even close to the full cast! More to come!! https://t.co/4iBvvDEx40
— Robert Kirkman (@RobertKirkman) July 18, 2020
なお、今回のニュースについてカークマンが「これでキャスト全員というわけじゃない! まだ来るよ!!」とSNSで指摘しているため、さらに豪華な顔ぶれが実現する可能性もありそうだ。(海外ドラマNAVI)
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『ウォーキング・デッド』
(C) Gene Page/AMC