Netflix製作によるスーパーヒーロードラマ『アンブレラ・アカデミー』のショーランナーとキャストが、"ある条件"が満たされればスピンオフを製作する気があると語っていることがわかった。英Digital Spyが報じている。
『アンブレラ・アカデミー』は、2019年に再結成した米ロックバンド、マイ・ケミカル・ロマンスでボーカルを務めるジェラルド・ウェイが原作を手掛けるコミックスをドラマ化したシリーズ。億万長者のレジナルド・ハーグリーヴズ卿によって集められた特殊能力を持つ7人の子どもたちが成長し、世界を危機から救うために立ち上げる姿が描かれる。
ショーランナーを努めるスティーヴ・ブラックマンとナンバー1ことルーサーを演じるトム・フーパー、ナンバー4ことクラウス役のロバート・シーハンがDigital Spyのインタビューに応じ、「"ファンが望むならば"スピンオフを製作する可能性はある」と答えている。
ブラックマンは、「クラウスとベン(ジャスティン・H・ミン)、もしくはクラウスとディエゴ(デヴィッド・カスタニェーダ)でも、どれでも私にしてみたら素晴らしいスピンオフになると思う。そういったキャラクターで4話から6話のミニシリーズもできるだろうし、そうなったら最高だね。ロバートだって、クラウスを主人公にした単独のちょっとしたシリーズをできるかもしれないね」とコメントし、可能性がありそうなキャラクターの組み合わせまで挙げていた。
そのブラックマンの意見にロバートも賛同し、クラウスの過去や家族との関係を描く余地はたくさんあると言い、スピンオフに乗り気の様子だ。「俺とミスター・ホッパーはシリーズで解決してないことがあるし、『アンブレラ・アカデミー』でもスピンオフでも、間違いなくやれることがあると思う」とコメントしている。
そしてトムも、「俺も、クラウスとルーサーのダイナミズムが大好きなんだ。ルーサーは規則に従うタイプだけどクラウスは真逆だから、二人の関係には実験できる点があると思うね」と言い、ルーサー&クラウスの関係を掘り下げるアイディアに興味を示していた。
果たして、スピンオフ版の製作が決定する運びとなるのか、今後の動向に注目していきたい。『アンブレラ・アカデミー』シーズン2は、7月31日(金)よりNetflixにて配信スタートしたばかりだ。(海外ドラマNAVI)
Photo:『アンブレラ・アカデミー』© Christos Kalohoridis/Netflix