『ブラック・スワン』ダーレン・アロノフスキー監督、ニューヨーク・マガジンの記事をドラマ化する企画が進行中

『ブラック・スワン』や『レスラー』などでメガホンを取ったダーレン・アロノフスキー監督が、ニューヨーク・マガジンの記事をドラマ化する企画に取り組んでいることが明らかとなった。米Deadlineが報じている。

アロノフスキーのプロダクション会社Protozoa Picturesとサーチライト・テレビジョンが権利を獲得したのは、デヴィッド・ガウヴェイ・ハーバートが執筆した記事「Boss of The Beach」だ。

今年6月23日(火)にニューヨーク・マガジンのコンテンツ「Intelligencer」に掲載された同記事は、過去40年にわたってニューヨーク市のライフガード組合を運営してきたピーター・スタインの激動のキャリアに焦点を当て、組合の希望や夢、スキャンダルを記録している。

ハーバートは、ニューヨーク・マガジンやBloomberg Businessweekに犯罪やサブカルチャーなどに関する記事を寄せ、以前はワシントンD.C.のNational Journalで記者として外交政策を担当していた。

「Boss of The Beach」をドラマ化するプロジェクトには、映画『The Future ザ・フューチャー』や『或る終焉』で製作を担ったジーナ・ウォンらが携わる予定だ。

1997年に公開されたインディ映画『π』で監督・原案・脚本を手掛けたアロノフスキーは、サンダンス映画祭最優秀監督賞やインディペンデント・スピリット賞初脚本賞受賞を受賞し、瞬く間に注目のクリエイターに。その他の代表作には、ヒュー・ジャックマン(『X-MEN』シリーズ)とレイチェル・ワイズ(『女王陛下のお気に入り』)が共演したSFファンタジー映画『ファウンテン 永遠につづく愛』や、ミッキー・ロークがアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた『レスラー』などがある。

そして、アロノフスキーがメガホンを取った『ブラック・スワン』(2010年)は、オスカーで監督賞・作品賞をはじめとする5部門にノミネートされ、ナタリー・ポートマンが主演女優賞に輝いた。

「Boss of The Beach」のドラマ化が決定し、出演キャストなどが決まり次第、続報をお伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ブラック・スワン』© 2010 Fox Searchlight Pictures