ラスベガスを舞台にした米CBSの犯罪捜査ドラマ『CSI:科学捜査班』の新シリーズとなる『CSI: Vegas(原題)』の企画が浮上しているとのニュースは、当サイトでもお伝えした通り。本家の続編にあたり、オリジナルキャストが出演予定と伝えられるこのシリーズには、5人の新キャラクターが登場することも明らかとなった。米Deadlineが報じている。
『CSI: Vegas』は現在、本家でシーズン1からレギュラーを務めていたギル・グリッソム主任役のウィリアム・ピーターセンと、サラ・サイドル役のジョージャ・フォックスが出演交渉中だという。交渉が成立した場合、ウィリアムは再び製作総指揮も務める模様。現時点ではまだ正式発注されていないが、製作が決定した際には秋に撮影がスタートすると見られている。
新キャラクター5人についても情報が届いた。うち一人はラスベガスの科学捜査班のラボの新たな責任者となるマキシーン。元バスケットボールのコーチで、一流の科学者であると同時に遺伝学分野の第一人者でもある彼女は、離婚したばかりで、息子はオピオイド(鎮痛性麻薬)の依存症に苦しんでいるという。
二人目のジョシュは、レベル3の科学捜査官で大抵は事件の主任捜査官を務め、犯罪現場を再構築する能力に長ける。ベガスが地元で、チンピラや詐欺師が家族という家庭に育ったキャラクターだ。3人目はラスベガスで夢を追いかける移民のアリーで、レベル2の捜査官は、若くしてハーバード大学で法考古学の博士号を取得した天才。4人目のクリスはレベル2の新米捜査官。私立校の出身で独自の捜査方法を持つ。そして5人目は、3年前に主任分析官に就任したヒューゴで、死体安置所で働くことに生き甲斐を見出しているという設定だ。
現時点では、ウィリアムとジョージャ以外のオリジナルキャストであるマージ・ヘルゲンバーガー(キャサリン・ウィロウズ役)やジョージ・イーズ(ニック・ストークス役)、ポール・ギルフォイル(ジム・ブラス警部役)が出演するかは不明。
『CSI: Vegas』には、本家で製作総指揮を務めたヒットメーカーのジェリー・ブラッカイマーもカムバックし、脚本家のジェイソン・トレイシー(『バーン・ノーティス 元スパイの逆襲』『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』)が携わる予定だ。
『CSI: Vegas』の企画は今年2月にささやかれ始め、2000年にスタートしたオリジナル版の20周年を記念して今年10月の放送開始が計画されていたが、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大によるシャットダウンで前に進めない状況に置かれていた。
現在は新しいキャラクターのキャスティングが行われているそうで、その続報が入り次第、お伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)
Photo:『CSI:科学捜査班』 ©2018 CBS Studios Inc.