新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大の影響により数多くのイベントがバーチャルで開催されるなか、ニューヨーク・コミコン(New York Comic Con:NYCC)の完全バーチャル実施が決定。しかもライブ中継になることが明らかとなった。米Varietyが報じている。
世界有数のポップカルチャーイベントをプロデュースし、ニューヨーク・コミコンの主催会社でもあるリードポップ(ReedPOP)が、ジェイコブ・ジャヴィッツ・コンベンション・センターで行う予定だったイベントをキャンセルし、その代わりにYouTubeと正式に提携し、10月8日(木)から10月11日(日)にかけてライブ中継でイベント配信することを発表した。
誰でも参加できるバーチャル版では、参加者はライブチャットで出演者と言葉を交わしたり、Q&Aで質問をすることも可能だという。
バーチャル版のニューヨーク・コミコンはYouTubeの専用チャンネルにてライブ配信され、米HuluやStarz、FX、ドリーム・ワークスといったプラットフォームやケーブル局が参加し、『スター・トレック』シリーズや『アメリカン・ゴッズ』などの作品がフィーチャーされるとのこと。
イベントでは、ファンによるコンテストやプレミア映像&新情報の発表、バーチャルのミート&グリート、バーチャル・マーケットなどが楽しめる内容となっている。
今年は新型コロナウイルスの影響で、毎年7月に開催されるサンディエゴ・コミコンも、7月22日(水)から26日(日)にわたりバーチャルでイベント「Comic-Con@Home」が開催された。
しかしComic-Con@Homeは事前に録画されたパネルインタビューが配信されるという仕様で、Q&Aにライブチャット機能もなく、一方通行になっていた。対するニューヨーク・コミコンはライブ中継であることを考えると、イベント中に思いがけないハプニングやサプライズが起こるかもしれない。
ニューヨーク・コミコンの詳細に関しては、開催日が近づくにつれて順次発表される予定だ。イベントにフィーチャーされる作品や出演者などの新情報がわかり次第、随時お伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)
Photo:様々なサプライズがあった2019年のニューヨーク・コミコンの様子(NYCC公式Instagramより)