米CWのDCドラマ『THE FLASH/フラッシュ』でシーズン4からラルフ・ディブニーことエロンゲイテッドマン役で出演しているハートリー・ソーヤーが、同作から解雇されたことは以前お伝えしたとおり。今回、本作のショーランナーであるエリック・ウォレスがラルフの今後を明かした。米Entertainment Weeklyのインタビューに答えた。
ハートリーは2011年から2014年にわたって、同性愛者に対する批判的なものから女性軽視ともとれる過去のツイートが問題視され、今年6月に同作から解雇が言い渡されていた。解雇されたハートリーはこの報道の直後に自身のInstagramで謝罪を述べており、あくまでこれは過去のツイートであり、今の自分は変わったと主張していた。
今回、ショーランナーであるエリック・ウォレスは、ラルフの今後について、「コミックやスーパーヒーローの物語の素晴らしい点は、ヒーローが来ては去っていくということです。完全に消えてしまうことはありません。したがって、コミックと同じようにエロンゲイテッドマンはしばらく休ませますが、いつでも戻れるようにしておくのです。先のことは誰にもわからないもので、未知数なのです。しかし、私は決してそれがそのキャラクターの終わりだと言っているわけではありません。実際には全く反対なのです。彼がいつ戻ってくるのか、どんな形で戻ってくるのかが今の時点では不明なだけなのです。それがコミックの魅力であり、新鮮であり続ける秘訣なのです」と述べた。
『THE FLASH』は他の作品同様に新型コロナウイルスの影響により、エピソード数が短縮され、全22話構成の予定だったシーズン6は第19話で終了することとなった。その最終話でラルフは重要な役割を果たしていたこともあり、ウォレスはラルフがシーズン7の最初の方で登場することも明らかにした。
「うまくまとめるには、エロンゲイテッドマンはシーズン7の最初には出てこないといけません。ありがたいことに、彼は外見を変えることができます。ネタばれにならないように話しますが、ファンがこのキャラクターにしばらく別れを告げることができるよう、登場させるストーリー展開も用意できると思います」
また、新たにキャスティングするのかという質問には、「再度キャスティングをするとも言えるかもしれません。ですがキャラクターを尊重し、満足のいく結論をもたらすのだけでなく、ユーモアを交えながらやっていきたいと思います」とも述べた。
注目の『THE FLASH/フラッシュ』シーズン7は、米CWにて2021年放送予定。(海外ドラマNAVI)
Photo:『THE FLASH/フラッシュ』公式Instagramより