伝記映画『Ray/レイ』でレイ・チャールズを演じてアカデミー賞主演男優賞に輝いたジェイミー・フォックスが、父と娘の関係を描くNetflixの新作コメディドラマ『Dad Stop Embarrassing Me(原題)』に主演することが明らかとなった。米TV Lineが報じている。
『Dad Stop Embarrassing Me』は、ジェイミーと彼の娘コリーンの関係にインスパイアされたコメディで、すでにシリーズ製作が決定している。ジェイミーが26歳の時に生まれた長女コリーンは現在26歳。
ジェイミーが父親役で主演。一方のコリーンは、父親とともにプロデュースを手掛けるが、娘役での出演はしない模様。ただし、これまでにコリーンは2017年から続く米FOXのゲーム番組『Beat Shazam(原題)』でジェイミーと共演していることから、今回もカメラの表と裏で息の合った父娘によるコラボが期待できそうだ。
ジェイミーのほかには、彼がバラエティ番組『In Living Color(原題)』で共演したデヴィッド・アラン・グリア(『ネイティブ・サン ~アメリカの息子~』)と、カイラ=ドリュー(『グッド・ドクター 名医の条件』)が出演。1990年代から2000年代にかけて放送されたバラエティ番組『The Jamie Fox Show(原題)』や、マーティン・ローレンス(『バッドボーイズ』シリーズ)が主演したコメディドラマ『Martin(原題)』のプロデューサーだったベントレー・カイル・エヴァンスがショーランナーを務める。
これまでジェイミーは映画界に拠点を置き、ドラマでは1990年代前半に『Roc(原題)』で9話にわたりゲスト出演したのが最長だが、『Dad Stop Embarrassing Me』で本格的にドラマ界に進出することになる。
ジェイミーの代表作には、アメフト界を描くスポーツ映画『エニイ・ギブン・サンデー』や、モハメド・アリの人生を描く伝記映画『ALI アリ』、トム・クルーズと共演した犯罪サスペンス映画『コラテラル』、映画版『マイアミ・バイス』、クエンティン・タランティーノ監督による『ジャンゴ 繋がれざる者』、ミュージカル映画『ANNIE/アニー』などがある。
もともと、ジム・キャリーやウェイアンズ兄弟と一緒にコメディ・バラエティ番組『In Living Color』にレギュラー出演していたジェイミー。コメディ畑出身だけに、新作ドラマでどんなコミカルな演技を見せてくれるのか楽しみだ。(海外ドラマNAVI)
Photo:
ジェイミー・フォックスと娘のコリーン(2019年)
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