ニューヨークを舞台に、4人の女性の恋愛や友情を描いた大ヒットドラマ『SEX AND THE CITY』(以下『SATC』)。元となった小説の原作者であるキャンディス・ブシュネルが、ドラマ版で主人公キャリー・ブラッドショーの交際相手の一人だったキャストと実生活でデートしていた過去を告白した。米Entertainment Weeklyが報じている。
ブシュネルは、キャリーの名前を冠したポッドキャスト『The Bradshaw Boys(原題)』に出演。このポッドキャストは、3人の男性が初めて『SATC』を視聴してそれについて語るという番組で、公式Instagramのフォロワーは1万人を超える。そこでブシュネルは、サラ・ジェシカ・パーカー演じたキャリーがジョン・コーベット演じる家具デザイナーのエイダンと結ばれてほしくなかった理由を以下のように告白した。
「私は決してチーム・エイダン(エイダン&キャリーというカップル支持)にはなれないの。いろいろな理由で無理なんだけど、まず一つには私の母がエイダンを嫌っていたということがあるわ。テレビをほとんど見ない母が、"エイダンは嫌い。あの子は彼女にふさわしくないわ!"と言って見ていたから」
ブシュネルはさらに、「ジョン・コーベットとディナーに行ったの。とてもロマンチックだったわ。でも頭の中で"母に殺される!"ってずっと思っていた。それから彼はロスに戻ったのだけど、しばらくして(女優の)ボー・デレクとデートしてることを知ったの。ボー・デレクには敵わないからね」と発言。2000年から2003年にかけて『SATC』に出演していたジョンは、2002年に出会ったボーと現在カリフォルニアの牧場で一緒に暮らしている。
自身がニューヨークでライターとして活動していた時の経験がキャリーに生かされているというブシュネルは、ドラマ版のクリエイターであるダーレン・スターから本作出演をほのめかされたが、それを断っていたことも打ち明けた。「ダーレンから"(ビッグの妻の)ナターシャを演じたいか?"と聞かれて断ったの。(最終的に同役を演じたブリジット・モイナハンの前に)決まっていた女優さんがいたのだけど、その人がダメになってしまって。そしたらダーレンが"すぐこっちに来て、ナターシャやって"と言ってきたの。でも、"忙しいから現場には行けない"と断ったわ」と作中に登場するかもしれなかったことも語った。
また、キャリーの靴好きの設定については、「私は靴マニアじゃないわ。あれは、ダーレンの生み出した設定。ただ、そういえば6歳くらいの頃に友達から"いつもいい靴持ってる"と言われていたわね。あと、高級ブランドなら、洋服よりも靴は比較的値段も手頃だし。それにニューヨークでは、洋服とかが多少変でも靴が良ければどこでも入れる。あの街ではみんなが最初に靴を見ると言われるから、それも設定に取り組まれた理由かしら」と靴にまつわるエピソードも述べた。
もしブシュネルの母親がエイダンを気に入っていたら、その後の彼女の人生も変わっていたかもしれない。(海外ドラマNAVI)
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『SEX AND THE CITY』
© 98/04 CBS Paramount International Television