人気ヒーローアクション映画『スーサイド・スクワッド』のハーレイ・クイン役で知られるマーゴット・ロビーが製作総指揮を務めるNetflixの新作ドラメディシリーズ『Maid(原題)』の主演に、昨年公開の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』でマーゴットと共演したマーガレット・クアリーが抜擢された。米Deadlineが報じている。
モリー・スミス・メッツラー(『シェイムレス 俺たちに恥はない』)が脚本を手掛ける本作は、ステファニー・ランドのベストセラー回想記「メイドの手帖 最低賃金でトイレを掃除し『書くこと』で自らを救ったシングルマザーの物語」から着想を得たもの。
主人公はシングルマザーのアレックスで、どうにか食いつないでいくためにハウスキーパーの仕事を始める彼女の貧困、ホームレス、官僚制との奮闘が描かれる。物語は主に彼女の視点から語られ、アメリカの貧困問題の中で美しく、たくましく生きる姿を探求していく。マーガレットがアレックスを演じる。
そして、アレックスの相手役として『ジュラシック・ワールド』のニック・ロビンソンが起用された。こちらの役名は不明だが、2019年に公開された2本の映画、『ネイティブ・サン ~アメリカの息子~』『ストレンジ・アフェア』ですでに共演していたマーガレットとまたも組むことが決まっている。
脚本のメッツラーは製作総指揮とショーランナーも務める。製作総指揮にはほかに、『シェイムレス』でメッツラーと組んでいるジョン・ウェルズ、『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』でマーゴットと一緒に仕事をしたトム・アカーリーらも名を連ねる。
1994年生まれのマーガレットは、2013年にジェームズ・フランコ原作、ジア・コッポラ監督の映画『パロアルト・ストーリー』で女優デビューを果たし、翌年から米HBOのミステリードラマ『LEFTOVERS/残された世界』にジル・ガーヴィ役でレギュラー出演。2017年には、『デスノート』のハリウッドリメイク版にも出演した。昨年は、ブラッド・ピットとレオナルド・ディカプリオが初共演した映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』でブラッド演じるクリフ・ブースが車に乗せてやるチャールズ・マンソン率いるカルト集団の一員、プッシーキャットに扮していた。
マーガレットの一つ下となる1995年生まれのニックは、2010年からコメディドラマ『メル&ジョー 好きなのはあなたでしょ?』のライダー・スキャンロン役でレギュラー出演。2015年に『ジュラシック・ワールド』のザック役に抜擢され、2018年に主演した『Love, サイモン 17歳の告白』ではピープルズ・チョイス・アワード、ティーン・チョイス・アワードにダブルノミネートされるなど、若者を中心に支持を得ている。
製作陣が豪華な上、新作も目白押しのマーガレットとニックが再び共演する『Maid』、日本にも上陸してくれることを期待したい。(海外ドラマNAVI)
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『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
マーガレット・クアリー (C)NYPW/FAMOUS
ニック・ロビンソン (C)NYPW/FAMOUS