『The Boys/ザ・ボーイズ』スピンオフ始動!今度の主役は若きスーパーヒーローたち

現在シーズン2が順次配信中のAmazonオリジナルドラマ『The Boys/ザ・ボーイズ』。2019年7月の配信開始から大きな反響を呼んでいる同作のスピンオフが作られることになった。米Deadlineをはじめ複数のメディアが一斉に報じている。

同名コミックスを元にする本作は、落ちぶれたスーパーヒーローチーム "セブン"と、彼らを追い詰めていく自警団"ザ・ボーイズ"の戦いを描く異色のスーパーヒーロードラマ。その斬新な設定と魅力的なキャラクター、過激な暴力描写、ブラックなユーモアが多くの視聴者を惹きつけ、シーズン1はAmazonオリジナルドラマとして最も見られた作品になった。すでにシーズン3の製作が決まっているほか、キャストやスタッフが舞台裏を語るトーク番組『プライム・リワインド:インサイド・ザ・ボーイズ』もこの夏スタートしている。

そしてこの度製作されることになったタイトル未定のスピンオフは、スーパーヒーローたちの大学生活を描く。本家の脚本・製作を担当するクレイグ・ローゼンバーグが以前から取り組んでいた企画で、舞台となるのは、青年のスーパーヒーローたちだけが通える、アメリカに一つだけある特殊な大学。もちろん、運営しているのは"セブン"を抱えるヴォート社だ。

ここに通うスーパーヒーローたちは精力と負けん気にあふれており、最高の都市での最高の契約を手にするため、肉体的にも性的にも倫理的にも極限まで試され、ほかの学生と競い合うことになるという。少年少女たちが最後の一人になるまで殺し合うサバイバルを描いた『ハンガー・ゲーム』のような作品になるようだ。

ローゼンバーグは第1話の脚本を執筆するほか、ショーランナーも兼任する。製作総指揮には彼以外に、本家を率いるエリック・クリプキやセス・ローゲン、エヴァン・ゴールドバーグらも名を連ねる。

今回の報道を受けて、関係者が反応。本家のクリエイターであるクリプキは「その通りだ、クソッタレども」とブッチャーの口調で認めつつ、シリーズの大きな成功をもたらしてくれたとしてファンに感謝。

俳優、プロデューサーとして活動するセスも、「ヴォート・シネマティック・ユニバースはどんどん大きくなる」と、マーベル・シネマティック・ユニバースをもじってコメントしている。

『The Boys/ザ・ボーイズ』シーズン2は現在、全8話のうち第6話まで配信中。ほかの動画配信サービスと同じくAmazon側は正確な視聴者数を明かしていないものの、新シーズンは配信開始から2週間で早くも前シーズンの倍近い視聴者を獲得し、その後も引き続き何百万もの人々に視聴されているという。シーズン最終回は10月9日(金)にお披露目される。(海外ドラマNAVI)

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Amazonオリジナルドラマ『The Boys/ザ・ボーイズ』