Netflixへのレンタルで新規ファン獲得へ!米CBSが新しい試みをスタート

犯罪捜査ドラマ『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』やコメディドラマ『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』のような大ヒットシリーズを生み出してきた米CBSが、1年間の限定で自社のドラマをNetflixに貸し出し、新規ファンの獲得を目指すことが明らかとなった。米Deadlineが報じている。

この度、CBSがNetflixに配信権を貸し出すことになったのは、サイコミステリードラマ『Evil(原題)』とコメディドラマ『The Unicorn(原題)』の2本。CBSで2019年9月より放送がスタートし、そろってシーズン2への更新が決まっている両作は、来月1日(木)より米Netflixにてシーズン1が配信されることになった。

『Evil』は、司法心理学者のクリステン・ボウチャード(『ウエストワールド』のカーチャ・ヘルダース)とカトリック教会の司祭見習いであるデヴィッド(『Marvel ルーク・ケイジ』のマイク・コルター)が、悪魔に憑依されたと主張して有罪を逃れようとする被告と、その周囲で起こる怪奇現象に挑む。クリエイターを務めるのは、『グッド・ワイフ』『グッド・ファイト』のロバート&ミシェル・キング夫妻。

そして、『The Unicorn』は妻を亡くして間もない主人公ウェイドが、娘二人の子育てに苦労しつつも、新たな出会いに向けて少しずつ心を開いていく姿を描くファミリーコメディだ。ウェイドを演じるのは、『JUSTIFIED 俺の正義』のボイド・クラウダー役で知られ、映画『ヘイトフル・エイト』やマーベル映画『アントマン&ワスプ』にも出演しているウォルトン・ゴギンズ。

Deadlineによれば、CBS側はNetflixとの今回のライセンス契約を、両シリーズの新規ファンを獲得するためのプロモーションの一環と見なしているとのこと。『Evil』と『The Unicorn』のシーズン1の視聴率は決して高くなかったが、それにもかかわらず局側が更新を決めたのは両作の創造性を高く評価しているためであり、見てもらえればファンが増える自信はあるようだ。両シリーズのシーズン1はともに1年間のみNetflixで配信される契約だが、CBSの動画配信サービス、CBS All Accessでも引き続き配信される。また、CBSにて11月より放送予定のシーズン2も、オンエア後にCBS All Accessでリリースされる。

過去には、米CWの青春サスペンスドラマ『リバーデイル』や米NBCの犯罪コメディドラマ『グッドガールズ:崖っぷちの女たち』がNetflixで配信されたことで成功を収めているため、『Evil』と『The Unicorn』も前例に続きたいところだ。(海外ドラマNAVI)

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こんな風にNetflixの画面にCBS作品が並ぶ日も近い?