『ラヴクラフトカントリー』配信スタート記念、町山智浩が全10話を徹底解説!

本日、日本独占配信開始のSFファンタジーホラー『ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路』。社会派ホラーを生み出してきたジョーダン・ピール(『アス』『ゲット・アウト』)×ヒットメイカーのJ・J・エイブラムス(『ウエストワールド』『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』)が製作総指揮を務める本作を、映画評論家の町山智浩が1話ずつ解説する「特設Podcast"ラヴクラフトカントリーラジオ"」も本日より始動する。

Amazon Prime Videoチャンネル「スターチャンネルEX -DRAMA &CLASSICS-」で独占配信がはじまる本作は、「いかにアメリカが変わっていないか」「いかに黒人が抑圧され日々恐怖を抱きながら生きているか」をリアルに描きながら、SF小説から飛び出したようなモンスターやゴースト、魔術の要素を加えてSFファンタジーホラーというジャンルのエンターテイメント作品に仕上がっている。

また、タイトルにもなっているH・P・ラヴクラフトは、幻想小説・怪奇小説の先駆者のひとりで「クトゥルー神話の始祖」として世界中のファンから愛されている作家。彼が生み出した世界観をもとに、本作では多重的に様々な要素を加えながら、人種差別について改めて考えさせるメッセージを新しい形で伝えている。

前述の通り本ドラマは1950年代に実際にあった黒人差別問題を題材にしており、日本人の私たちが細かい描写まですべてを理解するのはそう簡単ではないだろう。そこで町山が全10話を徹底解説する「特設Podcast"ラヴクラフトカントリーラジオ" 」の放送も併せてスタート! 

例えば第1話の冒頭のシーンについては、「主人公アティカスの隣に黒人のおばさんが座っているが、この人は1955年に白人専用のバスの座席に座って逮捕されたローザ・パークスという実在の人物です。彼女の逮捕を受けてキング牧師がバスボイコット運動を始めるのです」と説明。その他にも、黒人にとって安全な宿やレストランを記した「グリーンブック」の制作や、歴史には残らない黒人女性が歌うロックンロール、KKKの警察官によって隠ぺいされた黒人殺害事件、日没に黒人が出歩くと逮捕される町、など今では信じられないような史実が劇中でしっかり描写されていることも解説してくれている。日本ではなかなか身近ではないこれらの事実を知り、より本作が語るものを理解するためにも解説Podcastは必聴だ。

また、Podcast第1回目の最後に「『ラヴクラフトカントリー』は、ラヴクラフトが好きだけど黒人だという非常に画期的な主人公。朝鮮戦争にも出征しているから喧嘩も強い。そんな面白いキャラクターが、ラヴクラフトの世界に出てくるような怪物が跳梁跋扈する中をどのように活躍していくのか? いまだかってない超面白そうなドラマが始まりましたね」とも語っており、本編の今後の展開にも期待が高まる。

《特設Podcast"ラヴクラフトカントリーラジオ"放送情報》
10月24日(土)より毎週土曜ひる12時より公開。あわせて文字起こしもスターチャンネル公式noteにて掲載予定。

■公式Podcast
Anchor:https://anchor.fm/starch
Spotify:https://open.spotify.com/show/7kPoezb8oohPEaNHAUnshw
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UC9qwYRHeqFT85xuX7Brjg0w
スターチャンネル公式note:https://note.star-ch.jp/n/n63ec193a311c

『ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路』はAmazon Prime Videoチャンネル「スターチャンネルEX -DRAMA&CLASSICS-」にて10月24日(土)より日本独占初配信! 「BS10 スターチャンネル」にて11月より放送予定。(海外ドラマNAVI)

Photo:

『ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路』
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