コロンビアの麻薬王パブロ・エスコバルの台頭と破滅を追ったNetflixオリジナルドラマ『ナルコス』を引き継ぐシリーズ『ナルコス: メキシコ編』が、シーズン3へ更新されることが明らかになった。米TV Lineが報じている。
「麻薬密売人」を意味する本作は、歴史的事実に基づいたドラマで、フィクションや脚色を織り交ぜながらではあるものの、メインの登場人物らは実在の人物だ。今回の更新は、そんな本作のシーズン2が配信されて9カ月近くたった今になって決まった。
新シーズンでは、2015年から『ナルコス』で企画&製作総指揮を兼任してきたカルロ・バーナードが、エリック・ニューマンからショーランナーを引き継ぐことになるそうだ。
コロンビア編は、2015年8月にNetflixで配信がスタート。はじめの2シーズンはパブロ・エスコバルに焦点を当て、シーズン3ではカリ・カルテル間で巻き起こる抗争が軸となっていた。その後シーズン4への更新はされず、舞台をメキシコに移した『ナルコス:メキシコ編』をスタートさせた。
現在Netflixと包括契約を結んでいるニューマンは、ショーランナーとしての退任について、「『ナルコス』と『ナルコス:メキシコ編』の製作総指揮を5年間できたことに感謝しています。両作の素晴らしいチームがこれらの作品で成し遂げたことを非常に誇りに思っています。カルロ・バーナードは、10年以上前にこのプロジェクトについて話した最初の人物であり、『ナルコス:メキシコ編』のシーズン3のショーランナーという役割を、非常に有能な人に委ねることができ嬉しいです」と、バトンタッチに不安はないことをコメント。
さらに、コロンビア編でパブロ・エスコバルを演じたワグネル・モウラが、新シーズンのうち2話で監督として復帰することも明らかに。シーズン3では、90年代、麻薬ビジネスのグローバル化に火がついた時代を舞台に、麻薬王フェリクス(ディエゴ・ルナ)の帝国が分裂した後に勃発する戦争を描く。
Netflixの概要では「独立したばかりの新たなカルテルが、政治的な混乱と暴力の激化の中でなんとか生き延びようと奮闘する中、新世代のメキシコの大物が登場する。だがこの戦争では、真実が最初の犠牲者となる。逮捕、殺人のたびに、真の勝利は遠のいていくことに」と記されている。
シリーズ3には、スクート・マクネイリー(『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』)、ホセ・マリア・ヤスピク(『不倫する肉体』)、アルベルト・アンマン(『マーズ 火星移住計画」)、アルフォンソ・ドサル(『Here on Earth(原題)』、メイラ・エルモシーヨ(『Falco(原題)』)、マット・レッシャー(『レジェンド・オブ・トゥモロー』)、マヌエル・マサルバ(『Divina, esta en to coranzon(原題)』、アレハンドロ・エッダ(『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』)、ゴルカ・ラサオサ(『女が男を捨てるとき』)らが継続して出演する予定。メインキャストだったディエゴ・ルナの続報は残念ながら報じられていない。
Netflixオリジナルシリーズ『ナルコス: メキシコ編』シーズン1&2は独占配信中。(海外ドラマNAVI)
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Netflixオリジナルシリーズ『ナルコス: メキシコ編』シーズン1&2は独占配信中