ウィリアム王子、『ザ・クラウン』シーズン4"両親の描かれ方に不満"

英エリザベス2世の治世を描くNetflixの人気ドラマ『ザ・クラウン』。11月15日(日)より待望のシーズン4の配信がスタートしたが、両親であるチャールズ皇太子とダイアナ妃の描かれ方に、ウィリアム王子が不快感を示していることがわかった。米Indiewireが報じている。

英The Mail on Sundayによると、ウィリアム王子は同作シーズン4の王室家族の描写に納得していないといわれており、ケンブリッジ公爵に近い友人の一人によると、"両親はお金を生み出すために搾取され、単純で偽った方法で描かれていることにウィリアム王子は動揺している"と話しているという。

このシーズン4では、チャールズ皇太子(ジョシュ・オコナー『ゴッズ・オウン・カントリー』)がダイアナ妃(エマ・コリン『Pennyworth(原題)』)を言葉で罵倒したり、結婚式のリハーサルでカミラとの関係についてダイアナがチャールズに立ち向かう姿を描いている。だが王子の友人らによると、そのような事実はなかったという。

また、皇室ジャーナリストのペニー・ジュノー氏は「ショーランナーで脚本家のピーター・モーガンは、非常に豪華で豊かなドラマを作るために、どの登場人物も最も残酷で不公平で恐ろしい描写になっている」とタイムズ誌に語り、特にルイス・マウントバッテン卿がカミラとチャールズの関係について王室は残念に思っていると告げるシーンは、皇太子を怒らせるだろうとも付け加えている。

チャールズ皇太子と親しい関係にある人物は、タイムズ社経由でThe Mail on Sundayに、『ザ・クラウン』シーズン4が、25〜30年前に起きた非常に困難なことを誰の気持ちにも配慮せずに掘り返していると非難したという。

さらに元王室の側近であるディッキー・アーバイター氏は、王室一族は今ではエンターテイメント目的で描写されることにかなり慣れていると述べる一方、一部の視聴者は本作で描かれること全てが事実だとは限らないことを理解しないのではと懸念している。

『ザ・クラウン』シーズン4はNetflixにて独占配信中。(海外ドラマNAVI)

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『ザ・クラウン』シーズン4
Des Willie