『ワンデイ -家族のうた-』2度目の打ち切りが決定

シングルマザーになったばかりの元軍人でキューバ系アメリカ人のペネロペが、古いしきたりに捕らわれているユニークな母親と一緒に子育てに奮闘する姿を描くファミリーシットコム『ワンデイ -家族のうた-』。昨年、Netflixがシーズン3での打ち切りを決定したあと、『シッツ・クリーク』などを製作しているケーブル局のPopにて復活を果たしていたが、再びキャンセルされることが明らかになった。米Hollywood Reporterが報じている。

Popで製作中だったシーズン4は、半分にあたる6話のロケ後、パンデミックの影響で撮影がシャットダウン。その他の作品のロケは続々と再開しているが、本作はそのまま打ち切られることに。製作のソニーと米Viacom CBSは、CBS All Accessでシーズン5に更新するための協議に入っていたが、Netflixとの契約縛りのためそれは実現に至っていない。この縛りが解かれない限り、その先はないと思われる。

ショーランナーのマイク・ロイスは自身のTwitterで、「昨年Viacomは大きく変わりました。残念ながらPopで本作は見られません。シーズン4の機会を与えてくれた皆に感謝しています。ですが、我々はシーズン5を諦めていません」とコメント。

更にマイクと共に共同でショーランナーを務めるグロリア・カルデロン・ケレットも、「みんな、私はまだ悲しくないわ。新しい放送基盤の希望を持っているから。頑張って、私の愛する人たち。もし倒れるとしても、その時は愛するキャストやスタッフ、そしてこの作品を謳歌しながら倒れるから」と今後に希望を持っている様子を述べた。

シーズン4は6話目を今年4月28日に放映後、アニメーションに変えた第7話を6月16日に放送していた。そしてこのアニメーション版が実質の最終回となっている。

情報筋によると、CBS All Accessが2021年にシーズン5を放送するのを目標にしていたそう。だがそれはNetflixの契約よりも1年早い放送になってしまうそう。CBS All Accessは当初、シーズン4を配信したいと考えていたが、Netflixの条件のためそれができなかった。そして結果的にPopでの放送という形をとっていた。

なお、主人公ペネロピ(ジャスティナ・マシャド)の娘エレナを演じたイザベラ・ゴメスは、すでに次回作が決定しており、米HBO Maxが手掛ける1980年代に米ABCで放送された『Head of The Class』のリブート版で主演を務める。

同作のオリジナル版は架空のミラードフィルモア高校を舞台に、才能のある学生グループと彼らの歴史教師が繰り広げるホームコメディ。そのリブート版でイザベラは頭の回転が速くて、面白い人物だけど、ぶっきらぼうな高校教師を演じる予定だ。(海外ドラマNAVI)

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『ワンデイ -家族のうた-』© Mike Yarish/Netflix