2000年に公開されたガス・ヴァン・サント監督による感動の映画『小説家を見つけたら』が、米NBCでTVシリーズ化されることが明らかとなった。米TV Lineが報じている。
『小説家を見つけたら』の主人公は、ニューヨークのブロンクスに暮らす16歳の少年ジャマール。ある日、彼はバスケ仲間にそそのかされて老人の部屋に忍び込み、リュックを置き忘れてしまう。その中には彼が密かにしたためていた創作ノートが入っており、ジャマールの手元に戻って来たノートには、その老人により批評が赤字でびっしりと書かれていた...。こうして、後に天才作家だとわかった老人ウィリアム・フォレスターとジャマールの師弟関係が始まる...というストーリー。
ドラマ版ではオリジナルのストーリーを下敷きにキャラクターの設定が変更され、16歳の孤児でホームレスの少年を主人公に、スキャンダルによって作家としてのキャリアが閉ざされてしまった同性愛者である孤独な作家がメンターになるとのこと。
脚本を手掛けるのは、米Showtimeのヒューマンドラマ『The Chi(原題)』で製作総指揮を務めるT・J・ブレイディとラシード・ニューソン。二人は、ティム・ストーリー(『ピオリアのプリンス』)、スティーヴン・カリー(『ブレイクスルー 奇跡の生還』)、シャーラ・サンプター・ブリジット(『私にもできる!イケてる女の10(以上)のこと』)、エリック・ペイトン(『Holey Moley(原題)』)と共同製作総指揮も務める。現時点では、ガス・ヴァン・サント監督が携わるのかどうかは不明だ。
オリジナル映画でジャマールを演じたのは、犯罪アクションドラマ『ブラインドスポット』で4シーズンにわたり、FBIのニューヨーク支局長エドガー・リードを演じたロブ・ブラウン。そして、10月に亡くなったショーン・コネリーが天才小説家のウィリアム役を演じていた。
ドラマ版に出演するキャストなどの詳細がわかり次第、続報をお伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)
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Photo:
ショーン・コネリー© Marco Secchi/FAMOUS