ほぼ裸!? スティーヴン・キング原作「ザ・スタンド」ドラマ版、エズラ・ミラーの役作りとは

ホラーの帝王ことスティーヴン・キングが1978年に発表した小説「ザ・スタンド」を下敷きにした米CBS All Accessの新作ドラマ『The Stand(原題)』。DC映画『ジャスティス・リーグ』でフラッシュを演じ、ファンタジー映画『ファンタスティック・ビースト』シリーズのクリーデンス・ベアボーン役でも知られるエズラ・ミラーが、『The Stand』で挑んだ役作りについて語っている。

『The Stand』の舞台は、カリフォルニア州の軍細菌兵器研究所から実験中のウイルスが流出し、地球上の人間のほとんどが感染して死滅した世界。残された数少ない生存者は新たに社会を築かなければならず、さらに邪悪な超自然的な存在とも戦わなければならなくなる...というストーリー。エズラは"トラッシュカン・マン"と呼ばれる放火癖のある男を演じる。1994年の米ABCのミニシリーズではマット・フルーワー(『ユーリカ ~地図にない街~』『ザ・オーダー 暗黒の世界』)が同役を演じていた。

米Entertainment Weeklyのインタビューにエズラ本人とショーランナーのベンジャミン・カヴェルが応じている。トラッシュカン・マンを演じたエズラは、戦闘ギア以外はほとんど衣類を身に着けておらず、下着とコンバットブーツという出立ちで現れると明かされている。

現在『ファンタスティック・ビースト』シリーズ第3作を撮影中のエズラは、「僕がワクワクしたのは、トラッシュカン・マンが行動と容姿で騙すところなんだ。周りの人は彼を過小評価することで誤解している。"燃えない下着"は、最初のミーティングで僕の口から出た言葉だったんだ。放火癖があるキャラクターを元にした容姿を生み出すため、衣装部門と直接組むことに興味があった。トラッシュは火を楽しむべく、焼夷弾を作り、火を点け、できるだけ炎に近づけるために必要な物しか身に着けないんだ」と説明している。

自身が演じるキャラクターの恰好にもアイディアを出したエズラについて、カヴェルは「彼はとにかく熱心に役作りに取り組んでいたので、みんながこれまでに目にしたことのないエズラが見られるはずだよ。彼は原作の大ファンでトラッシュカン・マンに夢中になり、ずっとこの役を演じたがっていたんだ。最初の電話で、エズラはトラッシュのことを"放火魔の化身"と表現し、"この男ができる唯一のことは放火で、心が落ち着くのは爆発物と火、そして破壊を起こせる道具なんだ"と言っていたよ」とコメント。演じる前から、エズラの役に対する理解が深かったと述べた。

エズラの怪演が期待できそうな『The Stand』は、米CBS All Accessにて12月17日(木)に配信スタート。(海外ドラマNAVI)

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『The Stand』(Entertainment WeeklyのTwitterより)