米HBOの大ヒット大河ファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』でティリオン・ラニスターを演じ、4度もエミー賞助演男優賞に輝く快挙を成し遂げたピーター・ディンクレイジ。そんな演技派の彼が、1984年に公開されたホラー映画『悪魔の毒々モンスター』のリブート版に主演することが明らかとなった。米Deadlineが報じている。
『悪魔の毒々モンスター』は、工場廃液を浴びた臆病な清掃員が怪物に変身し、超人的なパワーで悪を退治していくさまがブラックユーモア満載で描かれるホラー・アクション映画。
低予算ながらもスマッシュヒットを飛ばした本作は、続編となる『悪魔の毒々モンスター東京へ行く』(1988年)と第3弾となる『悪魔の毒々モンスター3/毒々最後の誘惑』(1989年)、第4弾の『悪魔の毒々モンスター/新世紀絶叫バトル』(2000年)が製作された。
ピーターは主人公の清掃員を演じる予定で、監督を務めるのは『ホールド・ザ・ダーク そこにある闇』で脚本・出演を務め、『この世に私の居場所なんてない』で脚本・監督を担ったメイコン・ブレア。映画シリーズで監督・製作・脚本を手掛けたロイド・カウフマンと監督・製作を担ったマイケル・ハーツがプロデューサーに名を連ねている。
Peter Dinklage To Star In Legendary"s "Toxic Avenger" Reboot https://t.co/oIZbkKgVjp
— Deadline Hollywood (@DEADLINE) December 1, 2020
『ゲーム・オブ・スローンズ』の放送終了後、ピーターには新プロジェクトが目白押しで、シラノ・ド・ベルジュラックを主人公にした舞台「Cyrano」の映画版とアニメ映画『Hitpig(原題)』、コメディ映画『Brothers(原題)』をはじめとする映画6本が待機中だ。加えて、1969年に公開された西部劇映画『ワイルドバンチ』のリメイク版にも出演するのではないかと噂されている。
人気ドラマシリーズが幕を閉じた後も、精力的に様々なプロジェクトに挑むピーターの活躍ぶりにこれからも注目していきたい。(海外ドラマNAVI)
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ピーター・ディンクレイジ (c)Maurice Clements