全米視聴率ランキングで、ストリーミングのトップ10(ニールセン調べ)が発表された。10月26日(月)から11月1日(日)までの順位は以下の通り。
1.『クイーンズ・ギャンビット』(Netflix/計7話)...18億5000万分
2.『ジ・オフィス』(Netflix/計192話)...10億4600万分
3.『マンダロリアン』(Disney+/計9話)...10億3200万分
4.『シッツ・クリーク』(Netflix/計80話)...9億6300万分
5.『ホリデーオンリー:とりあえずボッチ回避法?』(Netflix/計1話)...6億5400万分
6.『グレイズ・アナトミー』(Netflix/計361話)...6億2400万分
7.『クリミナル・マインド』(Netflix/計277話)...6億2000万分
8.『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』(Netflix/計353話)...5億5200万分
9.『ザ・ホーンティング・オブ・ブライマナー』(Netflix/計9話)...5億3500万分
10.『ブリティッシュ ベイクオフ』(Netflix/計63話)...5億3000万分
放送番組の順位を決めるのはレーティングと視聴者数であるのに対し、ストリーミングの順位を決めるのは、期間中に視聴された時間の長さ。一話平均でなく配信中の全エピソードを合わせた時間のため、つまり話数が多ければ多いほど有利になるはずだが、1位になったのはなんと全7話のリミテッドシリーズである『クイーンズ・ギャンビット』。時間は18億5000万分で、これは単純計算すると3500年あまりという時間に相当。全7話の視聴時間は393分のため、各自が全話を一回ずつ見たとすれば、470万人が見た計算だ。実際には前週の10月23日に始まったばかりの同作を最後まで見ていない人もいるであろうことを考えると、もっと視聴者数は多いかもしれない。もちろんNetflixのリミテッドシリーズの最高視聴記録を更新している。
『クイーンズ・ギャンビット』と同じく、2位以下もNetflix作品がほぼ独占する中、唯一3位にランクインしたのがDisney+(ディズニープラス)の『マンダロリアン』。こちらも、『クイーンズ・ギャンビット』ほどではないが、まだシーズン1の全8話と、シーズン2第1話の計9話分しか配信されていないことを考えれば、10億3200万分という数字は立派。現在シーズン2の新エピソードが順次配信中なので、今後もしばらくランクインすることになりそうだ。
10月28日(水)に配信されたばかりの映画『ホリデーオンリー:とりあえずボッチ回避法?』は、『クイーンズ・ギャンビット』よりも短い時間(104分)にもかかわらず5位につけた。エマ・ロバーツ主演のロマコメは、同伴者なしでは厳しいクリスマスシーズンを乗り切るために祝日限定のパートナーになったカップルを描いている。今の季節にぴったりということもあって多くの人に見られたようだ。
その他の作品は、10月上旬から始まった9位の『ザ・ホーンティング・オブ・ブライマナー』が全9話であることを除けば、すべて60話以上の番組ばかり。6位の『グレイズ・アナトミー』と8位の『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』に至っては350話以上のボリュームだ。しかし、2位に入っている『ジ・オフィス』が12月30日をもってNetflixでは配信終了となることもあり、これから多少の入れ替えが起きることが予想される。(海外ドラマNAVI)
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『クイーンズ・ギャンビット』
(C)PHIL BRAY/NETFLIX