米ワーナー・メディア、HBO Max以外にも2つの動画配信サービスの開始を計画

アメリカの大手メディア企業WarnerMediaは、現在動画配信サービス「HBO Max」を運営しているが、今後さらにファンの方々に楽しんでもらうため、新たなサービスの展開を目指しているという。米CBRが伝えた。

米The Informationによると、同社は新たに2つのストリーミングサービスの開始を検討しているとのこと。1つ目は、ワーナー・ブラザースの映画過去作を含む、米TBSやTNTといったWarnerMediaのケーブルチャンネルのフリーサービス。2つ目は、CNNコンテンツに基づいたサブスクリプションベースのストリーミングサービスが、それぞれ企画されている。

2つ目のプロジェクトに近い関係者によれば、早ければ来年にも始まる可能性があるという。24時間体制でのニュース提供はしないものの、「様々なトピックに関するドキュメンタリー、ある問題を掘り下げるスペシャルコーナー、CNNで放送されたことのない国際番組」など、配信サービスオリジナルのコンテンツが用意されるようだ。

一方、1つ目のフリーサービスに関してはまだ計画段階であり、2022年頃までは展開されないようだが、関係者によると、Pluto TVのような広告提供によるサービスになる可能性があるという。既出のTBSやTNTでは、『ハリーポッター』シリーズのダニエル・ラドクリフと『ボードウォーク・エンパイア』のスティーヴ・ブシェミが出演する『Miracle Workers(原題)』や映画『ワンダーウーマン』の監督パティ・ジェンキンスと、ワンダーウーマンの恋のお相手スティーブを演じたクリス・パインがタッグを組んだミステリー『I Am the Night(原題)』といった日本未上陸シリーズや、『ザ・ラストシップ』『GOOD BEHAVIOR / グッド・ビヘイビア』の放送局として知られている。

またWarnerMediaがすでに始めているHBO Maxでは、2021年公開予定のワーナー・ブラザース製作の映画が劇場とHBO Maxで同時公開されることが発表されている。

どんなサービスがいつから始まるのか。今後の情報を待ちたい。(海外ドラマNAVI)

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PexelsのTorsten Dettlaffによる写真