『ディア・ハンター』のベトナム従軍兵役でアカデミー助演男優賞に輝き、その後も『007/美しき獲物たち』、『パルプ・フィクション』、『ヘアスプレー』など様々な作品で活躍するクリストファー・ウォーケンが、イギリスのドラマで初の主演を務めることがわかった。米Deadlineが報じている。
この度、クリストファーのキャスティングが報じられたのは、英BBCと米Amazonが共同で製作する『The Offenders(原題)』。製作総指揮を務めるのは、イギリスのオリジナル版『ジ・オフィス』のクリエイターの一人であるスティーヴン・マーチャントと『マヤンズM.C. ~サンズ・オブ・アナーキー外伝~』のクリエイターで知られるエルギン・ジェームズだ。
前述のマーチャントとクリストファーに加え、リアン・ブレトー(『シェア~私に何が起こったか~』)、ガンバ・コール(『ハンナ 〜殺人兵器になった少女〜』)、ダーレン・ボイド(『キリング・イヴ/Killing Eve』)、クレア・パーキンス(『EastEnders(原題)』)、エレノア・トムリンソン(『風の勇士 ポルダーク』)らもメインキャストとして出演。クリストファーは、家族との絆を取り戻そうとする悪党のフランクを演じる。
今年3月にロケが開始となったものの、パンデミックの影響で中断。最近ようやく、イギリスのブリストルでの撮影が再開となり、クリストファーも参加できたという。
マーチャントが指揮も執るこのシリーズは、ブリストルで社会奉仕活動の刑期を終えようとする見ず知らずの7人が、それぞれの人生を歩んでいく姿を描く。彼らはお互いの人生に関わるうちに、危険な犯罪組織とも関わるように。最初のうちは、犯罪者たちは簡単にはめられてしまう典型的な人物のように見えるが、次第に彼らの隠された人間の奥深い部分が見えてきて、何が彼を今ある彼らという人間にしたのかがわかるようになっていく。人間は、誰もがすべて善人でも悪人でもないことを思い知らされるという内容だ。
今回の撮影再開についてマーチャントは、「この素晴らしいキャストと共に撮影を再開でき、長年の情熱的なプロジェクトを完成させることを嬉しく思っています。これは私の故郷ブリストルで作った初めてのシリーズであり、この街を紹介し、地元の素晴らしい才能を活用できることにとても興奮しています」
クリストファーは本作以外にも、ベン・スティラーが監督とプロデューサーを務めるApple+の新シリーズ『Severance(原題)』に出演することも明らかになっている。(海外ドラマNAVI)
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Photo:
クリストファー・ウォーケン©NYKC/FAMOUS