『見せかけの日々』『ギャング・オブ・ロンドン』など「STARZPLAY」だけで見れる作品10選

これまでApple TVチャンネルのみで配信されていた「STARZPLAY」作品が、Amazon Prime Videoチャンネルでも視聴できるようになった。「STARZPLAY」には、エミー賞やゴールデン・グローブ賞を受賞した『見せかけの日々』や、ゾーイ・クラヴィッツ主演の『ハイ・フィデリティ』、英クライムドラマ『ギャング・オブ・ロンドン』など世界が注目する話題作が目白押し! そこで今回は「STARZPLAY」だけで配信中の海外ドラマをピックアップしてご紹介。年末年始のおうち時間にイッキ見なんていかがでしょうか。

「STARZPLAY」とは、アメリカのケーブルテレビ局Starzが運営する動画配信サービス。日本ではこれまで、Apple TVアプリ内のApple TVチャンネルのみで配信され、Apple製品がないと見れない...というところだったが、今月から(?)Prime Videoチャンネルで視聴できるようになった。どちらも月額600円で見放題、その前に7日間の無料体験ができる。※Apple TVチャンネルの方は、「Apple TV+」に加入していなくても申込み可能。

『見せかけの日々』


原題:The Act
アメリカを震撼させた虐待・母殺し―。娘への歪んだ愛情から実際に起きた事件を題材にしたクライムホラードラマ。娘を溺愛する母親を演じたパトリシア・アークエット(『ミディアム 霊能者アリソン・デュボア』)は、本作でエミー賞リミテッドシリーズ/TVムービー部門助演女優賞を受賞。娘役のジョーイ・キングもノミネートを果たした。

病に侵され、読み書きもできず、車椅子を使ってやっと移動する少女ジプシー。彼女の姿は近隣の同情を集め、地元ニュースに取り上げられると人道ボランティア団体から立派な家を寄付されるなど手厚く扱われていた。しかしその姿は偽りであり、娘を異常に束縛する母ディーディーが仕組んだ虚構だった。自立を求めたジプシーが開けたパンドラの箱は、彼女を究極の殺人へと駆り立てる。

『ハイ・フィデリティ』


原題:High Fidelity
ジョン・キューザック主演で2000年に映画化もされた、英作家ニック・ホーンビィの同名小説をドラマ化。全10話となるドラマ版では、映画の世界観を残したまま主人公が女性に変更され、『ビッグ・リトル・ライズ』や『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』などに出演する女優ゾーイ・クラヴィッツが主演を務める。

ニューヨークのブルックリンでレコード店を経営する音楽オタクのロビン・"ロブ"・ブルックスは、音楽とポップカルチャーを通して、これまでのうまくいかなかった恋愛を振り返る。その原因を探るために彼女は元彼たちを順番に訪ねていくというストーリー。

『ギャング・オブ・ロンドン』


原題:Gangs of London
英 BBCの犯罪ドラマ『ピーキー・ブラインダーズ』のジョン・シェルビー役や、映画『暁に祈れ』のビリー・ムーア役で知られるジョー・コールが主演を務める英国発のクライムアクションドラマ。

20年にわたりロンドンで最も強い力を持つ犯罪者として君臨してきたフィン・ウォレスが暗殺された。彼の組織は毎年何十億ポンドもの大金を動かしていたこともあり、裏社会は混乱に陥った。フィンの親友で裏社会のナンバー2であるエド・ドゥマニは事態の沈静化を図るが、衝動的なフィンの息子ショーンが父を殺した犯人を探し出すと決意。さらに父の跡目を継いだことにより裏社会には国境を越えて波紋が広がり、ただでさえ危うい状況は一触即発の雰囲気に。そんな中、運命のいたずらでウォレス一味の下っ端エリオットがロンドン最大の犯罪組織の秘められた深部へと入り込んでいく。

『ふつうの人々』


原題:Normal People
第72回エミー賞でリミテッドシリーズ/テレビムービー部門主演男優賞(ポール・メスカル)、監督賞、脚本賞にノミネート。高校時代から大学時代を通してお互いの人生が交差したり、離れたりを繰り返す様子を繊細な心理描写で表現する現代のラブストーリー。映画『ルーム』の監督レニー・アブラハムソンがメガホンをとる。

アイルランド西部の小さな田舎町の高校に通うコネル(ポール・メスカル)は人気者でハンサムなスポーツ選手。マリアン(デイジー・エドガー=ジョーンズ)はプライドが高く威圧的な態度のため学校では評判が悪く孤立していた。マリアンの家で働いている母親をコネルが迎えに行くうちに二人は引かれ合い、決して消し去ることのできない奇妙な深い絆を育んでいく。しかし周囲の目を気にした二人は、その関係を秘密にしようと約束する。

『ハワーズ・エンド』

原題:Howards End
1910年発表のE・M・フォースター著の同名小説をドラマ化。アカデミー賞6部門にノミネートされ、主演男優賞と脚本賞を受賞した映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』で監督・脚本・出演の3役を務めたケネス・ロナーガンが脚本を手掛ける。主演はマーベル映画『アベンジャーズ』シリーズ、『エージェント・カーター』のペギー役で知られるヘイリー・アトウェル。

舞台は20世紀初めのイングランド。理想主義的な知的中産階級のシュレーゲル家、現実的な実業家のウィルコックス家、労働者階級のバスト家という3つの家族が、情熱が招いた誤解、突然の訪問、傘の取り違えをきっかけに、結び付いていく。そして、型にはまらない自由な姉妹と彼女たちが出会う男性たちが、絶え間なく変わり続ける世界を生きていく中で愛を求め、その意味を考えていく。

『デス』


原題:Des
イギリスの歴史において類を見ない凶悪連続殺人犯のデニス・ニルセンに取材して書き上げられたブライアン・マスターズによる伝記「死体と暮らすひとりの部屋――ある連続殺人者の深層」(草思社)を下敷きにした全3話となるミニシリーズ。英国で不動の人気を誇るSFドラマ『ドクター・フー』で10代目ドクターを演じたデヴィッド・テナント主演。

1983年2月9日、おぞましい発見によりホーンジー警察は数年にわたり自分たちの目と鼻の先で殺害を繰り返した連続殺人犯の存在を知る。ピーター・ジェイ警部は、特に動機もなく男性を殺し続けたことを平然と認めるデニス・ニルセンに驚愕。

『ハイタウン』


原題:Hightown
大ヒットドラマ『シカゴ・ファイア』で6シーズンにわたり救命隊員のガブリエラ・"ギャビー"・ドーソンを演じたモニカ・レイモンドが主演を務める犯罪ドラマ。すでにシーズン2への更新が決まっている。

舞台はマサチューセッツ州ケープコッド。パーティ好きなジャッキー・クイノネス(モニカ・レイモンド)は商務省(日本の経済産業省に相当)の機関の一つ、海洋大気庁の海洋漁業局に勤めている。そんな彼女がある日、オピオイドの蔓延で犠牲となった被害者の遺体を岸辺で発見し、禁酒への一歩を踏み出すとともに、この事件を解決するのは自分しかいないと悟り、捜査に踏み出す。

『ホワイト・プリンセス エリザベス・オブ・ニューヨーク物語』

原題:The White Princess
フィリッパ・グレゴリー著のばら戦争を題材とした同名小説のドラマ化。サスペンスドラマ『キリング・イヴ/Killing Eve』でロシア人の暗殺者ヴィラネルを演じ、エミー賞主演女優賞を受賞したジョディ・カマーが主演を務める歴史ドラマ。

ヨーク家のエリザベス王女と国王のヘンリー7世の婚姻により、表面上ひとつになったイングランドで巻き起こる騒動。個人的な思惑や政治的な狙いなどによる互いの亀裂からイングランドは再び分裂する危機に瀕する。英国史上、最も激動の時代の権力闘争を女性の視点からユニークに描く。

『スパニッシュ・プリンセス』

原題:The Spanish Princess
チューダー王朝の陰謀渦巻く宮廷を舞台に、同時にこれまで語られることのなかった有色人種や16世紀の庶民の生活にもスポットが当てられ、女性特有の視点から鮮明かつ魅力的に描く。

キャサリン・オブ・アラゴンは強い意志を持つ若きスペイン王女で、子どもの頃からイギリス王妃の座が約束されていた。そんな彼女は多種多様な臣下たちからなる壮麗なイギリスに上陸する。その中にはアフリカの血を引くスペイン貴族の娘リナと、愛らしく自由奔放なロサも女官として同行していた。夫アーサー王太子の突然の死で、キャサリンが王妃になる機会は失われたかに見えた。だが、無謀な計画を思いついたキャサリンは、新たな後継者であり、わがままながら魅力あふれるハリー王子、のちのヘンリー8世に狙いをつける。

『POWER/パワー ブックⅡ:ゴースト』


原題:Power Book II: Ghost
人気ラッパーの50セントことカーティス・ジャクソンが製作総指揮を務め、出演もしていた人気犯罪サスペンスドラマ『POWER/パワー』のスピンオフドラマ第1弾。ジェームズの息子タリク・セントパトリックを主人公に、彼が新たな世界の秩序に直面し、売人稼業と勉強、恋愛、そして家族の間で葛藤する。

その他にも、アメリカのレビューサイトRotten Tomatoesでも100パーセントの高評価を得ている1話30分の『ヴィダ 故郷の母が遺したもの』や、主演を務めるラミー・ユセフがゴールデン・グローブ賞コメディ/ミュージカル部門男優賞を受賞した『ラミー:自分探しの旅』、SFスパイスリラー『ザ・ルーク』などが配信中だ。

(海外ドラマNAVI)

Photo:

『見せかけの日々』『ハイ・フィデリティ』公式Instagramより/『デス』ITV Media公式Twitterより/『ハイタウン』公式Twitterより/『ハワーズ・エンド』ヘイリー・アトウェルInstagramより