映画版『ウォーキング・デッド』の進捗状況は!?最悪のヴィランがユニバースにカムバック?

『ウォーキング・デッド』のシーズン9で退場したリック・グライムス(アンドリュー・リンカーン)を主人公にした映画版の製作について久しいが、進捗状況はどうなのだろうか? その疑問に脚本・製作総指揮を務めるスコット・M・ギンプルが答えた。さらに、シリーズ最悪のヴィランをフィーチャーしたプロジェクトを進めていることも明らかになった。米Comicbook.comが報じている。

2018年に映画三部作の製作が発表されたが、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響などもあり、映画版の製作は思うように進んでいないようだ。スコット・M・ギンプルは現在の状況について明かした。

「今からほぼ2年前、私はアンドリュー・リンカーンとイギリスの荒野にいて映画に取り組んでいた。私たちはテレビの撮影をしていたし、今の時点では第2作目に取り掛かっていると思っていた。映画は時間が掛かるが待つ価値はあるし、製作は進行している。新型コロナウイルスで製作が遅れたが、その期間を使って作業に戻り、可能な限り最高の作品にするよう努めているよ」と、遅れはあったが製作は順調に進んでいると述べた。

さらにギンプルは、『ウォーキング・デッド』に登場したヴィランの一人をフィーチャーしたプロジェクトを進めているとも述べた。しかし、どのキャラクターであるかは伏せている。

シリーズにはこれまでに、総督(デヴィッド・モリッシー)や食人鬼ギャレス(アンドリュー・J・ウェスト)、救世主たちのリーダーだったニーガン(ジェフリー・ディーン・モーガン)、そしてウォーカーの皮膚を被ったウィスパラーズのアルファ(サマンサ・モートン)とベータ(ライアン・ハースト)などのヴィランがいた。

ニーガンは、『ウォーキング・デッド』シーズン10の追加エピソードにて、コミックス「Here"s Negan」にインスパイアされたエピソードで彼の過去が描かれる。そして、ベータは新スピンオフとなるアンソロジー『Tales of the Walking Dead(原題)』で、彼の過去を描くエピソードが製作されると演じるライアン・ハーストがほのめかしていたため、ギンプルが言う"最悪のヴィラン"はこの二人ではなさそうだ。

以前に、総督を演じたデヴィッド・モリッシーがシリーズへカムバックしたいと何度も訴えており、その時総督が主人公となるコミックスシリーズ「The Rise of the Governor」や「The Fall of the Governor」について触れていたため、これらの作品が『ウォーキング・デッド』ユニバースの一環としてドラマ化され、デヴィッドが続投する可能性はありそうだ。

なお、『ウォーキング・デッド』シーズン10の追加エピソードは、2021年3月1日(月)よりFOXチャンネルにて放送スタート。(海外ドラマNAVI)

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Photo:『ウォーキング・デッド』(c)Jackson Lee Davis/AMC