マイケル・C・ホール、『デクスター』続編は満足いくものにしたい

シーズン8をもって2013年に終了した『デクスター ~警察官は殺人鬼』。昨年、本作の続編がリミテッドシリーズとして復活することはお伝えしていたが、主人公デクスターを演じたマイケル・C・ホールがこの新作は満足のいくものにしたいと語っている。米TV Lineが報じた。

米The Daily Beastのインタビューに答えたマイケルは復活版についての思いを明かした。

「以前より、続編の話は様々な可能性で何年も出ていたんだ。でも、今回は今までの他のアイデアとは違って、あの物語を語る価値があるし、以前とは違い興味をそそられるようになってきた。本当のことを言うと、皆あの終わり方に満足できないと感じていたんだよ。僕自身も、"あの男に一体何が起こったのか"と疑問に思っていた一人だからね。もう一度、デクスターを演じられることが楽しみだよ。デクスターは、自分のキャリアの中で最も長く演じたキャラクターだからね」

さらに、オリジナル版結末への批判についても続け、「デクスターがやったことは正当だと思っていた。でも、批判はあったと思うし、それは"何に"ついてではなく、"どうして"についてだったと思う。あの時は、驚き、満足感、そしてシリーズのフィナーレという結末という点、全てにおいて非常に高い基準が求められる時代だったんだ」

TV Lineの読者による本作のフィナーレには、かなり厳しい「D」評価がつけられているが、続編でその評価を覆すことができるのだろうか。

全10話構成の続編では、マイケルは主演と製作総指揮者を兼任。また、オリジナルシリーズのはじめの4シーズンでショーランナー、製作総指揮、脚本を手掛けたクライド・フィリップスが再びショーランナーとして参加することも決定している。

フィリップスは、この新作に関して、二つ目のフィナーレを書くための絶好の機会として見ているようだ。しかし同時に、オリジナルのフィナーレを修正することはないだろうとも主張している。「何も元には戻さない。観客を裏切って、"あれは全部夢だったんだ"と言うつもりはない。最初の8年間で起きた事は 本当に8年間で起きたこととして描いたままにする。何も元に戻さない」

『デクスター』続編は、今年初頭に製作開始、同年秋からの放送を予定している。(海外ドラマNAVI)

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『デクスター ~警察官は殺人鬼』
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