父親になったルパート・グリント、その経験がApple TV+『サーヴァント』で生かせた

社会現象を巻き起こした大ヒット映画『ハリー・ポッター』シリーズのロン・ウィーズリー役でブレイクしたルパート・グリント。子役としてキャリアを始めた彼は、昨年、長年付き合っていた恋人との間に子どもを授かり、父親になった。そしてその経験が、Apple TV+のサスペンスシリーズ『サーヴァント ターナー家の子守』に生かせたという。英Digital Spyが伝えた。

本作は、子どもを失ってしまうという耐えがたい悲劇に見舞われた夫婦ドロシー(ローレン・アンブローズ『シックス・フィート・アンダー』)とショーン(トビー・ケベル『ブラックミラー』)が、養子を迎えたことから奇怪な何かを引き寄せてしまうというサイコスリラードラマ。2019年11月にシーズン1が配信され、今月15日(金)よりシーズン2が配信されたばかりだ。

ドロシーの弟ジュリアン役で出演しているルパートは、昨年5月に恋人のジョージア・グルーム(『ジョージアの日記/ゆーうつでキラキラな毎日』)が第一子の女の子ウェンズデイちゃんを出産。11月にはInstagramでその姿をお披露目していた。


実生活で父親になったルパートは、子どもを失うという本作のテーマについて全く違う見方をするようになったと、Comibook.comのインタビューで告白。

「もし父親になったばかりなら、『サーヴァント』は参加するには最悪な作品だよ。このドラマは、親になることが必ずしも良いとは限らないことを宣伝しているから」とルパート。

新型コロナウイルスのパンデミックにより、シーズン2の撮影は中断を余儀なくされたが、ウェンズデイちゃんはその期間に誕生したという。「ロックダウンの期間中赤ちゃんが生まれて、シーズン2には赤ちゃんと一緒に戻ってきたよ」

そして、現場へ戻ってからは作品の見え方が変わったと明かし、「とても奇妙。物事に対する僕の見方が変わっただけではなく、役立つことでもあった」と説明。「あまり考えたことのない、愛のようのものだった。子どもを失うということは、想像を絶することで、子どもを取り戻すためならなんでもするのかもしれない」と本当の意味で親の気持ちを理解できるようになったという。

『サーヴァント ターナー家の子守』シーズン1~2はApple TV+で独占配信中。

Apple TV+

(海外ドラマNAVI)

Photo:

ルパート・グリント©Caron Westbrook/FAMOUS