米CBSのコメディドラマ『ビッグバン★セオリー ~ギークなボクらの恋愛法則』やNetflixのSFホラードラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のキャラクターたちが遊んでいたボードゲーム「ダンジョンズ&ドラゴンズ」。現在映画化も進んでいる人気ゲームが、映画『ジョン・ウィック』シリーズの脚本家によりドラマ化することが明らかとなった。米Screen Rantが報じている。
"世界初のロール・プレイング・ゲーム"と呼ばれている「ダンジョンズ&ドラゴンズ」は1974年に誕生し、剣と魔法の世界でゲームの参加者が冒険者となり、審判役のゲームマスターが提示したシナリオを、プレイヤーキャラクターを通して体験するゲームだ。
ゲームを発売するハズブロのエンターテイメント・スタジオeOneが、『ジョン・ウィック』シリーズでキャラクター創造・脚本を手掛けたデレク・コルスタッドを起用し、ドラマ版の企画を進行させているという。だが、現時点でプロジェクトは初期段階で、ドラマ版のプロットやキャストも発表されておらず、放送・配信されるプラットフォームも決まっていない。
これまでに同ゲームは、2000年に実写映画版が製作され、ジェレミー・アイアンズ(『ウォッチメン』)、ゾーラ・バーチ(『アメリカン・ビューティー』)、マーロン・ウェイアンズ(『マーロン』)らが出演。2005年にはTV映画『ダンジョン&ドラゴン2』、2012年にはTV映画『ダンジョン&ドラゴン3 太陽の騎士団と暗黒の書』が放送されたが、いずれも評価が振るわなかった。
現在ドラマ化の他、映画化も進行中で『ワンダーウーマン』のクリス・パインが出演交渉中と伝えられている。『スパイダーマン:ホームカミング』『お!バカんす家族』などを手掛けるジョナサン・ゴールドスタイン&ジョン・フランシス・デイリーが脚本&監督を務める。
ここ近年、『ストレンジャー・シングス』などの影響でボードゲームの売り上げが伸びており、その数字が2020年は2019年に比べて20パーセントも増加したと報じられている。よって、「ダンジョン&ドラゴン」を実写化するにはタイムリーだと考えられ、今後、いかにプロジェクトが進展していくのか注目しておきたい。(海外ドラマNAVI)
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『ビッグバン★セオリー ~ギークなボクらの恋愛法則』(c) Warner Bros. Entertainment Inc