米FOXからNetflixへプラットフォームが移った人気ドラマ『LUCIFER/ルシファー』。シーズン5の前半エピソードが昨年リリースされてから半年が経とうとしている。後半エピソードの配信が待たれる中、製作総指揮のジョー・ヘンダーソンが後半エピソードの見どころや、今後の計画について語っている。(※シーズン5の前半エピソードのネタばれを含みますのでご注意ください)
米CBRのインタビューに応えたヘンダーソンが、シーズン5の前半エピソードで3話にわたり登場した神(デニス・ヘイスバート『24 TWENTYFOUR』)について掘り下げている。
その神はルシファー(トム・エリス)と彼の双子の兄弟ミカエル、そしてアメナディエル(D・B・ウッドサイド)の父親であり、争う息子たちの仲裁役を果たしていた。今シーズンに父親である神が登場したことで、ルシファーの新たな一面を描くことができたとヘンダーソンは述べる。「特有の温かさと同時に父親らしい存在感を放つ神と接したことで、父親に対する激しいコンプレックスを抱え、"放蕩息子"のように振舞っていたルシファーの心を開かせることができた」
また、ヘンダーソンは神を描写するうえで、地上へ降臨した神がすべての答えを与え、万事丸く収めるようなことはしないように気をつけたという。前半エピソードでは、神はただ息子のそばで正しい行いをしようとしていただけだが、親近感が沸くような存在として神を描くなら、いかにしてその神性を維持するかがシーズン5後半の課題であり、中心になる点だとも述べる。
果たして神は、人々が求める答えを与えることができるのか? 神は、もっと神秘的な存在になっていくのだろうか? そういった疑問を、後半エピソードで答えていきたいのだという。
そして、兄アメナディエルには、子どもが誕生して父親になった。インタビュアーに、「父親としての彼の役割は、彼自身の見方をどのように変えるのですか?」と質問されたヘンダーソンは、次のように答えている。
「そうなんだ! それはシーズン5で非常に大きな部分を占めていて、特にアメナディエルは父性の問題と真剣に向き合っている。子どもを愛するだけでなく、子どもに恐れられることに対処し、実際に(父親である)神との類似点を見つけようとしている。だから、アメナディエルとルシファーが、自分たちの父親の降臨に大きく異なる視点を持たせるようにしたんだ」と述べ、シーズン5では父親との関係と神の存在が大きな鍵になると明かした。
『LUCIFER/ルシファー』シーズン1~4&シーズン5前半エピソードはNetflixで配信中。現時点では、Netflixはシーズン5後半エピソードの配信開始日を発表していない。(海外ドラマNAVI)
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Photo:Netflix『LUCIFER/ルシファー』