マット・ボマー、『The Sinner』で演じるジェイミーに共感できる理由とは

大人気犯罪捜査ドラマ『ホワイトカラー』でイケメン詐欺師の主人公を好演したマット・ボマーが、米USAの犯罪サスペンスドラマ『The Sinner -隠された理由-』ではそのイメージから脱却するような演技を見せている。

『The Sinner』は、ハリー・アンブローズ刑事(ピル・プルマン『インデペンデンス・デイ』シリーズ)が、各シーズンで異なる事件の解決に挑むアンソロジースタイルの犯罪サスペンスドラマ。マットが出演するシーズン3では、アンブローズ刑事がニューヨーク州ドーチェスターの郊外で起きた運転手が死亡した悲惨な交通事故を捜査し、隠された犯罪を暴こうとする。だが捜査するうちに、彼の刑事人生において最も複雑で危険な事件に巻き込まれていくという展開。マット演じるジェイミーと交通事故を起こしたニック(クリス・メッシーナ)は大学の同級生であり、ニックの存在によってジェイミーは徐々に精神を崩壊させていくことになる。

一見、ジェイミーが置かれている環境は特殊なようにも思えるが、彼の心の問題や感情は普遍的なもの。そんなジェイミーについて、マットは2020年2月の米Colliderのインタビューでは「僕は彼の辛さに親近感を覚えた」とコメントしている。

「彼は素晴らしい日々を送っていて、素敵な妻がいて、子どもも生まれる。それでも、心は死にかけている。彼は精神的に完全に崩壊しているんだ。彼は社会との断絶を感じ、信じられないほど孤独を感じている」

加えて、「全てに不満を感じている」と彼の心境を説明。ジェイミーの気持ちをある程度理解できるとし、「彼としてではなく、僕自身の中にも同じような気持ちがある」と述べた。

『The Sinner』はシーズン4への更新が決定。詳細は明かされていないが、引き続きアンブローズ刑事役のピルが主演を務める。(海外ドラマNAVI)

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『The Sinner -隠された理由-: ジェイミー』© 2019 USA Network Media, LLC