リバイバル版『セックス・アンド・ザ・シティ』、30代だった頃の友人は50代になったらいないかもしれない

ニューヨークを舞台に、4人の女性の友情と恋愛を描いた大ヒットドラマ『SEX AND THE CITY』(以下『SATC』)。そのリバイバル版『And Just Like That...(原題)』には、オリジナルキャストでサマンサを演じたキム・キャトラルは復帰しないことが明らかになっている。サマンサが登場しない理由について、米HBO Maxのトップがヒントらしきコメントを発している。英Digital Spyが報じている。

米HBO Maxで製作される『And Just Like That...』は、キャリー(サラ・ジェシカ・パーカー)とシャーロット(クリスティン・デイヴィス)、そしてミランダ(シンシア ・ ニクソン)の3人が、30代の時よりもさらに複雑になった50代での友情や現実社会を歩んでいく様子を描く。

どんなときも一緒だった4人のうちの一人が不在という、不自然なラインナップが明らかとなり、サマンサ不在の理由がどのように描かれるのか、ファンやメディアが推測合戦を繰り広げていた。

そんななか、HBO Maxでチーフ・コンテンツ・オフィサーを務めるケイシー・ブロイズが、リバイバル版のコンセプトについて語っている。「私たちは、『SATC』をやり直そうとしているのではありません。キャラクターが30代を追体験する姿を描くのではなく、50代の女性たちの物語を描くのです。そして彼女たちは、50代の人たちが経験することに対処していきます。現実と同じように、人は人生に現れては去っていく。友情は薄れていき、新しい友情が始まるのです。それは実際に人生の段階で起こることであり、現実の節目をリアルに表していると思います。製作チームはニューヨークに暮らす50代の女性について、ありのままの物語を伝えようとしているのです。よって、すべてが自然に感じられ、30代だった頃の友人は50代になったらいないかもしれません」と述べた。ブロイズの発言から察すると、どうやらサマンサは3人の生活からフェードアウトしてしまったと考えられるかもしれない。

そして、サラ・ジェシカ・パーカーとクリエイターのマイケル・パトリック・キングは、白人の脚本家が執筆する白人キャストのみの物語は描かないとコメントしていたことから、新しく加わるキャラクターは多様性を意識した顔ぶれになりそうだ。

『SEX AND THE CITY』の続編となる『And Just Like That...』は、今春の終わりにニューヨークでロケを開始する予定。(海外ドラマNAVI)

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