実録犯罪ドラマ『マンハント:謎の連続爆弾魔ユナボマー』が日本初放送

FBI史上最も捜査に年月と予算が費やされた歴史的事件の全貌が明らかに―。実録犯罪ドラマとなるアンソロジーシリーズ『マンハント:謎の連続爆弾魔ユナボマー(原題:Manhunt: Unabomber)』が、スーパー!ドラマTVにて日本初放送。

『マンハント:謎の連続爆弾魔ユナボマー』は、1978年から1995年までの17年間、全米を恐怖に陥れた「ユナボマー」連続爆破事件をドラマ化。

1995年、優秀なFBIプロファイラーとしてアカデミーを卒業したばかりのジム・フィッツジェラルドのもとにFBI捜査官が訪れ、連続爆弾魔ユナボマーを追う対策本部への参加を依頼する。長い間、沈黙を続けていたユナボマーだったが、最近再び活動を始めていたのだ。

決定的な手がかりはほとんど無く、捜査は暗礁に乗り上げていたことから、フィッツはこれまでのプロファイルを全て破棄し、犯人が残した手紙や爆弾物を詳細に解析することで一から犯人のプロファイルを作り直すことを提案。しかし、従来の方法に固執する上層部に却下。そんな中、ユナボマーは自身の論文を新聞に掲載すれば今後の爆破行為を止めるという交換条件を提示してくるのだった...。

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ジム・"フィッツ"・フィッツジェラルドを演じるのは、映画『アバター』のサム・ワーシントン。彼はキャラクター像が定まるまで本人と面会しなかったというが、「好きな食べ物」「利き手」「子ども時代について」など25の質問を列挙したメールを本人宛に送る。もちろん言葉巧みなフィッツジェラルド本人からは、丁寧な説明文とともに質問への回答が戻されてきたそうだ。

一方、ユナボマーこと爆弾魔テッド・カジンスキ役の『ワンダヴィジョン』のポール・ベタニーは、自分も実際に山奥の小屋に籠るという生活を送る。そこで、コンラッドの「密偵」、ドストエフスキーの「罪と罰」、アーサー・ケストラーの「真昼の暗黒」などカジンスキーの本棚に置かれていたものと同じ本を読む。そして、カジンスキーへの理解をさらに深めるために彼の未発表の自伝にも目を通し、ベタニーは「カジンスキーは世界のどこにも居場所を見出せない疎外感に怒りを感じていた」と分析した。

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その他、『アウトサイダー』のジェレミー・ボブ、『ゲーム・オブ・スローンズ』のケイシャ・キャッスル=ヒューズ、『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』のリン・コリンズ、『SEX AND THE CITY』のクリス・ノースらが出演。

本作には、フィッツジェラルドが脚本家兼コンサルティング・プロデューサーとして携わる他、彼の元同僚でニューヨーク州検事を経てFBIのBAU(行動分析課)でプロファイラーをしていたジム・クレメンテが脚本に名を連ねており、劇中の80パーセント以上の出来事が事実として描かれている。

『マンハント:謎の連続爆弾魔ユナボマー』放送情報

スーパー!ドラマTVにて(全8話)
4月2日(金)22:00より日本初放送
【二カ国語版】毎週金曜 22:00ほか
【字幕版】毎週金曜 24:00ほか

(海外ドラマNAVI)

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