米CBSの大人気シットコム『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』は、2019年5月にシーズン12をもって有終の美を飾ったが、ラージが迎えた結末について、演じたクナル・ネイヤーが思うところを語っていることがわかった。英Digital Spyが報じている。
(※本記事は、『ビッグバン★セオリー』ファイナルシーズンのネタばれを含むのでご注意を!)
シリーズでは、主要キャラクターのほとんどがハッピーエンドを迎えたのに対し、何年にもわたって真実の愛を探し求めていたラージがシングルのまま終わり、なかには彼の結末に不満を感じたファンがいたようだ。ラージは、『バフィー~恋する十字架~』に主演したサラ・ミシェル・ゲラーとのデートにこぎつけたものの、人生の伴侶になるようなパートナーには巡り会えなかった。
そのエンディングについて、12年にわたりラージ役を演じたクナルが胸の内を明かしている。「真実の愛を心から信じていたキャラクターが、求めるものを最後に見つけられなかったなんて辛いな。でも、それって美しいよね。型にハマった展開になる必要はないし、それがこの番組の好きなところなんだ。お決まりの形になる必要はない。そうだろ?」と、ラージがシングルのまま終わったことに納得している様子。
続けてクナルは、シリーズが終了したからといってキャラクターの人生が終わってしまった訳ではなく、どこかで彼らの素晴らしい生活や冒険が続いているかもしれないとも語った。「だから、(ラージにとって)ビッグバン(大爆発)のようなエンディングじゃなかったんだ。誰かが引っ越したり、誰かが死んだりといったね。僕たちは番組には別れを告げたけど、彼らの生活は続いているからだ。ラージがどうしているのかは知らないけど、僕たちは"マスティ"と呼ばれるヒンドゥーの世界をシェアしていて、彼はイタズラを企んでるだろうな。どこに彼がいようと、きっと悪ふざけをしてるよ」と、どこかで今でもラージの人生は続いていると述べていた。
シリーズの終了後、クナルはNetflixのオムニバス犯罪ドラマ『クリミナル:イギリス編』シーズン2で計算高い殺人者サンディープ役を演じ、ラージとは真逆のキャラクターに挑戦。そのチャレンジについてクナルは、「いまだに僕はラージのマンネリズムが残っているから、何であれ次は、"ちょっと待って。これは誰? オー・マイ・ゴッド。これって『ビッグバン★セオリー』のあいつ!?"といった反応や、逆に"殺人者を演じるラージがいるぞ"と思ってもらえるような役を演じたかったんだ」と語っていた。(海外ドラマNAVI)
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『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』
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