『ゲーム・オブ・スローンズ』原作者ジョージ・R・R・マーティン、米HBOでSF小説をドラマ化!

米HBOの大ヒット大河ファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の原作者であるジョージ・R・R・マーティンが、同局でロジャー・ゼラズニイのSF小説「ロードマークス(原題:Roadmarks)」をドラマ化することがわかった。米Deadlineが報じている。

1979年に出版された「ロードマークス」は、特定の人にしか発見できない、すべてのタイムラインと場所を繋げて時間を移動できるハイウェイについて描いたSF小説。ある者は世界の巨大な謎を解くためにハイウェイを利用し、ある者はサバイバルのために使ったり、過去の過ちを正して人生をやり直すために使う者もいる。そのハイウェイは"ベルクウィニスのドラゴン"によって生み出されたのだが、彼らが何者なのか、なぜ時を超えられるハイウェイを作ったのかは誰も知らない―。

マーティンはファンタジードラマ『ワンス・アポン・ア・タイム』や、ドラマ版『NIKITA/ニキータ』で脚本を手掛けたカリンダ・バスケスと共同クリエイターを務め、『ゲーム・オブ・スローンズ』でプロデューサーを務めたヴィンス・ジェラルディスが、二人とともに製作総指揮を担う予定。

マーティンは70代半ばに原作者のゼラズニイと出会って以来、親しい友人同士なのだという。マーティンにとって初めて取り組んだドラマシリーズはSFドラマ『ミステリー・ゾーン』シーズン1の第24話(1985年放送)で、ゼラズニイの短編ファンタジー小説「キャメロット最後の守護者」を映像化したエピソードだった。

なお、2018年に出版されたマーティンによる「炎と血」をもとにした『ゲーム・オブ・スローンズ』のスピンオフドラマ『House of the Dragon(原題)』の製作が進行中。また、中篇小説「ダンクとエッグの物語」シリーズが下敷きとなる前日譚ドラマ『Game of Thrones: Dunk and Egg(原題)』の製作も発表されている。同作は、サー・ダンカン・ザ・トール(ダンク)と若かりし日のエイゴン・ターガリエン5世(エッグ)の冒険が描かれる。

マーティンがクリエイターを務めるドラマ版「ロードマークス」に出演するキャストなどが決まり次第、続報をお伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)

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ジョージ・R・R・マーティン
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