助演女優賞に輝いたジリアン・アンダーソン、『ザ・クラウン』を手掛けた元恋人に感謝

2月28日(日)に開催された第78回ゴールデン ・グローブ賞で助演女優賞を受賞したジリアン・アンダーソンが、元パートナーへの感謝の気持ちを述べた。米Yahooが報じている。

『ザ・クラウン』で元英国首相マーガレット・サッチャーを演じ助演女優賞に輝いたジリアン。受賞スピーチでは、元パートナーで本作のクリエイターであるピーター・モーガンに感謝を述べていたが、二人の別れを知る人からは多くの賞賛の声が上がっている。

二人は2020年後半、4年間のロマンスに終止符を打ったと報じられていたが、それは彼らが一緒に仕事をしていた『ザ・クラウン』シーズン4が11月に配信された数週間後のことだった。ジリアンのスピーチを聞く限りでは、"大人"な別れのようだったが、自身の名前を呼ばれた後、以下のようにスピーチした。

「まず、ハリウッド外国人映画記者協会と候補者の皆さんに感謝します。そしてピーター・モーガンに感謝します。私がサッチャー夫人を演じられると思ってくれて、キャスティング・ディレクターを説得してくれたから。それはジョークかもしれないけれど。ピーター・モーガンにもう一度感謝します。こんな素晴らしい作品を、そして絶妙な多次元のキャラクターを書いてくれたことに」

昨年12月、どちらの代理人も正式なコメントは出していないが二人が別れていることを英Daily Mailが報じていた。ジリアンとの別れのあと、モーガンはプロデューサーのジェミマ・カーン(『アメリカン・クライム・ストーリー』)と交際を始めたとみられており、2021年1月の時点で同棲している可能性があるとThe Independent紙は報じている。

次の恋をするにはやや早いのではないかと感じるが、ジリアンはそんなモーガンに対しても一緒に仕事をしてきたことについて感謝の言葉を二度贈った。

ジリアンは以前インタビューで、同役について「『ザ・クラウン』でサッチャーを演じないかと聞かれて、"イエス"と答えなかったら大バカ者ね。もし、出演せずに他の人に役を取られていたら、本当に後悔していたと思う。だから、歓迎すべきチャレンジだと感じたの。そうよ、ある意味では気が重かったわ。多くの人がサッチャーに対して強い意見を持っているから、いかに彼女が描かれるかについても間違いなく多くの見解があるだろうしね。詰まるところ、いろいろ言われるのは当然のことなのよ」

また、英国発のNetflixオリジナルシリーズ『セックス・エデュケーション』にも出演するジリアンだが、第1話の脚本をほんの少し読んでゴミ箱に捨てたと話していた。だが、モーガンがゴミ箱からこの脚本を取り出し、「この作品は、君がやるべきだ。やらないなんておかしいよ」と言われ、考えを改めたことも告白していた。

別れを経験しても、ジリアンは自分のキャリアにとっては良い影響を与えてくれたモーガンに全面的に感謝をしているようだ。(海外ドラマNAVI)

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