【ネタばれ】『ウォーキング・デッド』ダリル&キャロルは、関係性が変わったニーガンをどう思っている?

米AMCの大人気サバイバル・パニックドラマ『ウォーキング・デッド』に、シーズン6で初登場したニーガンは最近のシーズンで少しずつそのキャラクター像に変化が起きている。そんな彼についてダリルとキャロルはどう思っているのだろうか? それぞれのキャラクターを演じるノーマン・リーダスとメリッサ・マクブライドが、その疑問に答えている。(※本記事はシーズン10後半エピソードまでのネタばれを含みますのでご注意ください)

救世主たちのリーダーだったニーガンは、シーズン7第1話でマギーの夫だったグレンとエイブラハムを有刺鉄線を巻いたバットで殴り殺しにした。そして、シーズン10後半エピソードでは牢屋に閉じ込められていたニーガンが脱走し、囁く者たち(ウィスパラーズ)の仲間に加わったかのように見えた。しかし、実はキャロルが息子ヘンリーを殺された復讐を果たすために、囁く者たちのリーダー、アルファの息の根を止めさせるためにニーガンを自由にさせたことが明らかになっていた。その事実を知ったダリルがキャロルに、「ニーガンを許したのか?」と質問したとき、彼女は何も言わずに肩をすくめただけだった。

米Entertainment Weeklyのインタビューで、そのジェスチャーが何を意味していたのか質問され、キャロル役のメリッサ・マクブライドが答えている。「(肩をすくめたのは)答えがハッキリわからなかったからだと思う。キャロルたちはニーガンがコミュニティを手伝うジュディスと友情を築いていることを知っている。それは(夫をニーガンに殺された)マギーとはかなり異なる視点だわ。それでも、それと同時にいくつか疑念があるかもしれない。キャロルが肩をすくめたのは、"たぶん。でも違うかもしれない。わからないけど、彼は期待に応えた"という意味なんじゃないかな」と、キャロルは完全にニーガンのことを許したわけではないが、少しずつ彼に対する気持ちに変化が起きているようだ。

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では、ダリル役のノーマン・リーダスの考えはどうだろうか? アルファの死後、ダリルは囁く者たちのリーダーとなったベータを倒すためにニーガンと協力し合った。しかし、ダリルのニーガンに対する思いは、キャロルほど変わっていないようだ。

「間違いなく、マギーとダリルには共通点がある。それはグレンだ。ダリルはマギーと同じぐらいショックを受けて、グレンの死は自分のせいだと思っている。そして、ダリルは自分を痛めつけるかのように、次のシーズンでも自責の念を抱え続けていた。そして、マギーとダリルは許しやグレンの死はダリルのせいじゃないといった話をして、二人の絆が深まった。ダリルはマギーが戻ったことで、昔の良かった時代や失った人たちのこと思い出してしまうだろう」と言い、マギーのカムバックにより、簡単にはニーガンを仲間として受け入れられないはずだと意見を述べた。

『ウォーキング・デッド』はシーズン10追加エピソードが、FOXチャンネルにて放送中。(海外ドラマNAVI)

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『ウォーキング・デッド』(c)Eli Ade/AMC/(c)Jackson Lee Davis/AMC