『ウォーキング・デッド』原作者、「リックを主人公にした映画は、ドラマシリーズとかなり違う」

米AMCの大人気サバイバル・パニックドラマ『ウォーキング・デッド』でシーズン9中盤まで登場したリック・グライムズを中心に描く映画版の製作が進行している。そんななかコミックスの原作者で製作総指揮を務めるロバート・カークマンが、映画版とドラマシリーズの違いについて語った。米Screen Rantが報じている。

三部作となる映画版は、シーズン9の第5話「清算」で重傷を負い、謎のグループによってヘリコプターで連れ去られたリックのその後が描かれると伝えられている。現時点では、映画版の詳しい内容やリック役でカムバックするアンドリュー・リンカーン以外のキャストなど正式には発表されていないが、カークマンは最新のインタビューで次のように言及した。

「ドラマシリーズはアンサンブルストーリーだが、映画版はリックの物語だと思う。だから、もっとキャラクターとしてリックにフォーカスして、もっと彼を描けるのは本当にクールだよね。かなり違う種類の『ウォーキング・デッド』の物語になると思うし、そのことが本当にエキサイティングだ。こういったプロジェクトをやるとき、その作品が"映画"であることが理にかなっていることを確信しなくちゃいけない。これは、番組に期待されている種類の拡張的な作品じゃない。映画版は非常に異なる作品になるが、僕たちが知っている愛すべきリック・グライムズについての物語。そして、ついに映画が2032年にリリースされることにワクワクしているよ」と述べ、おそらく2032年まで待つことはないと思うが、公開まで時間はかかるようだ。

過去のインタビューでは、ジェイディス役のポリアンナ・マッキントッシュが、映画版にカムバックする可能性を示唆。「今、(チーフ・コンテンツ・オフィサーのスコット・)ギンプルと話をしていて、あくまで仮定という前提で、リックがどこにいるのかが映画で明かされるから、ジェイディスも登場するでしょうね。遠まわしな言い方だけど、"そう願うわ"ってところね」と答えていた。

『ウォーキング・デッド』は現在、シーズン10の追加エピソードがFOXチャンネルにて放送中。(海外ドラマNAVI

Photo:

『ウォーキング・デッド』 (c)Jackson Lee Davis/AMC