『英国王のスピーチ』でアカデミー賞主演男優賞を受賞し、アクション映画『キングスマン』などにも出演するコリン・ファース。映画をメインに活躍してきたコリンが、実録クライムドラマに出演することがわかった。米TV Lineらが報じている。
コリンの出演が決まったのは、2005年に米サンダンス・チャンネルで放送されたドキュメントシリーズ『ザ・ステアケース ~階段で何が起きたのか~』のドラマ版。米HBO Maxが全8話のリミテッドシリーズとして製作する。
本作は、ドキュメンタリーシリーズと、事件に関するさまざまな書籍や報告書を基に、アメリカの小説家マイケル・ピーターソンの人生、ノースカロライナ州在住の家族、そして妻キャサリーン・ピーターソンの不審な死を描いたもの。追加エピソードを増やしたドキュメンタリー版は2018年にNetflixで配信されている。また、米Lifetimeによって2007年にはトリート・ウィリアムズ(『シカゴ・ファイア』)主演で映画化もされていた。
この事件は、マイケルの妻キャサリーンが自宅の階段下で血を流して不可解な死を遂げるところからはじまる。第一発見者であるマイケルは、有名な犯罪小説家であり、すぐに殺人の容疑がかけられる。拘留されたマイケルだが、現場から凶器は見つからず、妻殺害の動機も判明しないまま、捜査と裁判が進んでいく。だが、その後もう一つの隠された事実と誰もが予想できなかった驚愕の真相が明らかになっていく...。コリンはそのマイケル・ピーターソンを演じる。アントニオ・カンポス(『The Sinner』シリーズ)が8話中6話でメガホンを取り、マギー・コーン(『アメリカン・クライム・ストーリー』)とともにショーランナーを務める。
カンポス監督は声明で、「この作品は2008年以来、何らかの形で取り組んできたプロジェクトです。このような複雑な実話をドラマ化するのはまるで長く曲がりくねった道のりのようでしたが、HBO Max、アンナプルナ・テレビジョン、共同脚本家のマギー・コーン、そして素晴らしいコリン・ファースというキャストを見つけることができ、待つ価値は十分あったと思います」また、HBO Maxのオリジナル・コンテンツ・チーフのサラ・オーブリーも、「ドラマチックな事実がふんだんに盛り込まれたこの実話の製作にあたって、アントニオ・カンポス監督、マギー・コーン、アンナプルナ・テレビジョンとコラボレーションできとてもワクワクしています。素晴らしい才能を持つコリン・ファースがこの作品の中心となることで、驚くべき展開を見せるこの物語に視聴者は魅了されることでしょう」と話している。
本作は2019年からドラマ化の話が出ており、その時はハリソン・フォードが主演を務めると報じられていた。コリンにとっては1995年の『高慢と偏見』以来のTVシリーズ主演となる。(海外ドラマNAVI)
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Photo:
コリン・ファース© AVTA/FAMOUS