全米視聴率ランキングで、ストリーミングのトップ10（ニールセン調べ）が発表された。3月1日（月）から7日（日）までの順位は以下の通り。
＜総合＞
1．『星の王子 ニューヨークへ行く 2』（Amazon／計1話）...14億1300万分
2．『ジニー＆ジョージア』（Netflix／計10話）...11億6100万分
3．『クリミナル・マインド』（Netflix／計307話）...9億2900万分
4．『ワンダヴィジョン』（Disney+／計9話）...9億2400万分
5．『グレイズ・アナトミー』（Netflix／計366話）...8億5800万分
6．『モルモン教徒殺人事件』（Netflix／計3話）...5億8700万分
7．『グッドガールズ：崖っぷちの女たち』（Netflix／計34話）...5億7900万分
8．『NCIS ～ネイビー犯罪捜査班』（Netflix／計353話）...5億5500万分
9．『シッツ・クリーク』（Netflix／計80話）...4億9300万分
10．『ココメロン ～うたってまなぼう～』（Netflix／計6話）...4億7500万分
＜オリジナルドラマ＞
1．『ジニー＆ジョージア』（Netflix／計10話）...11億6100万分
2．『ワンダヴィジョン』（Disney+／計9話）...9億2400万分
3．『モルモン教徒殺人事件』（Netflix／計3話）...5億8700万分
4．『瞳の奥に』（Netflix／計6話）...3億6900万分
5．『ファイアフライ通り』（Netflix／計10話）...2億7400万分
6．『ザ・クラウン』（Netflix／計40話）...2億4200万分
7．『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』（Netflix／計91話）...2億3700万分
8．『ブリジャートン家』（Netflix／計8話）...2億3500万分
9．『ブリティッシュ ベイクオフ』（Netflix／計65話）...2億700万分
10．『LONGMIRE』（Netflix／計63話）...2億100万分
＜非オリジナルドラマ＞
1．『クリミナル・マインド』（Netflix／計307話）...9億2900万分
2．『グレイズ・アナトミー』（Netflix／計366話）...8億5800万分
3．『グッドガールズ：崖っぷちの女たち』（Netflix／計34話）...5億7900万分
4．『NCIS ～ネイビー犯罪捜査班』（Netflix／計353話）...5億5500万分
5．『シッツ・クリーク』（Netflix／計80話）...4億9300万分
6．『ココメロン ～うたってまなぼう～』（Netflix／計6話）...4億7500万分
7．『ハートランド物語』（Netflix／計158話）...4億7500万分
8．『iCarly』（Netflix／計60話）...4億3100万分
9．『SUPERNATURAL』（Netflix／計328話）...4億分
10．『THE SINNER ―隠された理由―』（Netflix／計24話）...3億3400万分
＜映画＞
1．『星の王子 ニューヨークへ行く 2』（Amazon／計1話）...14億1300万分
2．『BIGFOOT FAMILY』（Netflix／計1話）...3億6300万分
3．『I CARE A LOT』（Netflix／計1話）...3億6300万分
4．『ラーヤと龍の王国』（Disney+／計1話）...3億5500万分
5．『モキシー ～私たちのムーブメント～』（Netflix／計1話）...2億5700万分
6．『BIGGIE: I GOT A STORY TO TELL』（Netflix／計1話）...2億300万分
7．『モアナと伝説の海』（Disney+／計1話）...1億8500万分
8．『ダークナイト』（Netflix／計1話）...1億7600万分
9．『クーデター』（Netflix／計1話）...1億4100万分
10．『アナと雪の女王』（Disney+／計1話）...1億3400万分
配信のランキングでは、レーティングと視聴者数によって順位が決まる放送番組と違って、期間中に視聴された時間の長さが鍵を握る。その時間の長さは一話平均でなく配信中の全エピソードを合わせたもののため、話数が多ければ多いほど有利になる計算だ。
なお、ニールセンでは以前は総合ランキングだったが、1月頭から各配信の「オリジナルドラマ」「非オリジナルドラマ（放映権を獲得した他社作品）」「映画」という3つのジャンルに分かれることに。各ジャンルと総合のランキングをそれぞれご紹介しよう。
総合部門では、今年1月からこのスタイルになって以来初めて、映画部門の作品がトップに立った。1988年のエディ・マーフィ主演のコメディ映画の33年ぶり（！）となる続編『星の王子 ニューヨークへ行く 2』が視聴時間14億分超（14億1300万分）を記録。4日（木）より配信スタートの2作目の長さは108分なので、単純計算すると1308万回視聴されたことになる。前作では花嫁を自分で探すためにニューヨークへやってきたザムンダ王国の王子アキームだったが、本作では新国王となった彼が忠実な友セミとともにニューヨークへ舞い戻る。アキーム役のエディをはじめ、父親役のジェームズ・アール・ジョーンズなどオリジナルキャストが再集結。
Tell us your favorite moment from the Marvel Studios' #WandaVision finale, but WITHOUT SPOILERS!
All episodes are now streaming on @DisneyPlus. pic.twitter.com/AyJSRTEScT
— WandaVision (@wandavision) March 6, 2021
前週トップだった『ジニー＆ジョージア』をはじめとしたそのほかの上位作品は1週間前よりも視聴時間を伸ばしており、中でも注目は5日（金）に最終回（第9話）が配信された『ワンダヴィジョン』。シリーズ半ばから驚きの展開が相次いで話題を集めていたが、ついにフィナーレを迎えた今回の視聴時間は過去最高の9億分台（9億2400万分）に到達した。『星の王子～』以外の新作としては、Netflixで人気の、実際に起こった事件を検証する犯罪ドキュメンタリーの新作『モルモン教徒殺人事件』が6位にランクインしている。
オリジナルドラマ部門では、『ジニー＆ジョージア』が2週連続の首位。前回トップ10から外れていた『ザ・クラウン』が『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』とともに順位を上げる中、彼らを下回った『ブリジャートン家』は5位から8位へダウン。前述の『モルモン教徒殺人事件』に押し出される形で、Netflixの犯罪ドキュメンタリーの前作『事件現場から セシルホテル失踪事件』が圏外となった。
この週も総合部門トップ10のうち6本を占める非オリジナルドラマ部門。前週に続いてほとんどの作品の順位が変動しており、視聴時間を1億分以上増やした（8億分→9億2900万分）『クリミナル・マインド』が2位から1位にアップ。15年以上続く長寿ドラマも好調で、『グレイズ・アナトミー』は3位から2位、『NCIS ～ネイビー犯罪捜査班』は8位から4位へ浮上している。また、『SUPERNATURAL』が圏外から戻ってきた（9位）一方、過去3週間で1位→5位→10位と大幅なダウンを続けてきた『THE SINNER ―隠された理由―』は10位で踏みとどまっている。
すでに述べた通り『星の王子～』が大ヒットスタートとなった映画部門では、それまで2週連続首位だった『I CARE A LOT』が3位にダウン。5日よりお披露目された『ラーヤと龍の王国』は初登場4位。その他の新作としては、3日（水）配信開始の『モキシー ～私たちのムーブメント～』が5位に、1日配信開始の『BIGGIE: I GOT A STORY TO TELL』が6位につけている。パトリック・シュワルツェネッガーも出演する前者はある女子高生が校内の性差別を批判する冊子を作ったことから大きな変化を起こす姿を描いており、後者は24歳の若さでこの世を去った伝説のラッパー、ノトーリアス B.I.G.のドキュメンタリー。新たにトップ10入りした既存の作品としては、クリストファー・ノーラン監督によるバットマン3部作のうち2008年の『ダークナイト』（8位）、東南アジアのある国でクーデターに遭遇したアメリカ人家族を描く2015年の映画『クーデター』（9位）がある。『ワンダヴィジョン』が好調な中、同じくマーベル・シネマティック・ユニバース作品の『アベンジャーズ：エンドゲーム』は9位から圏外へと去った。（海外ドラマNAVI）
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Photo:
『ワンダヴィジョン』（作品公式Twitterより）
