『ドクター・ハウス』ヒュー・ローリー、アガサ・クリスティー原作をドラマ化!

人気医療ドラマ『Dr.HOUSE ―ドクター・ハウス―』で主人公グレゴリー・ハウスを演じたヒュー・ローリーが、"ミステリーの女王"と呼ばれるアガサ・クリスティーの小説「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」のドラマ版で脚本・監督・製作総指揮を務めることがわかった。米Deadlineが報じている。

1934年に発表された「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」の主人公は、ゴルフの最中に崖下に転落した男を発見した牧師の息子ボビイ・ジョーンズ。かすかに意識を取り戻した男はボビイに一言、「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」と告げて息を引き取った。その謎に包まれた言葉と男のポケットに入っていた若く美しい女性の写真を手掛かりに、ボビイは幼なじみのフランセス・ダーウェントと一緒に事件の解決に挑む。

3部構成となるドラマ版は、英BBCと英ITVが立ち上げた配信サービスBritBoxにて製作され、これまで『そして誰もいなくなった』『アガサ・クリスティー ABC殺人事件』などBBCで複数のクリスティー小説をプロデュースした英プロダクション会社 Mammoth Screenが手掛ける。ヒューは脚本・監督・製作総指揮を務めるが、出演するのかどうかは現時点では明らかになっていない。まずはドラマ版の脚色に専念するようだ。

子どもの頃から原作の大ファンだったというヒューは、「本質的なミステリーの美しさを初めて理解したときは、なかなか鳥肌が消えませんでした。それ以来、私はますます登場人物に夢中になり、TVドラマとして、この物語を再び語る機会を与えられたことを心から光栄に思っています。私は撮影セットでネクタイを締め、自分が持てるすべてを注ぐつもりです」と、新作にかける意気込みを語った。

『ドクター・ハウス』の終了後、ヒューは英スパイドラマ『ナイト・マネジャー』で武器商人のリチャード・ローパーを演じ、ゴールデン・グローブ賞で、ミニシリーズ/テレビムービー部門において助演男優賞を受賞。英BBCのリミテッドシリーズ『Roadkill(原題)』にも出演する他、米HBOの宇宙コメディドラマ『Avenue 5(原題)』はシーズン2へ更新されている。

ヒューが脚本・監督・製作総指揮の3役をこなす意欲作、ドラマ版「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」の出演キャストなどが決まり次第、続報をお伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)

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ヒュー・ローリー (c)FAM013/FAMOUS