『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』ワイアット・ラッセル、新キャプテンが嫌われると分かっていたから出演した!

Disney+(ディズニー・プラス)のマーベルドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』で2代目キャプテン・アメリカを演じるワイアット・ラッセルがシリーズに出演したのは、「新キャプテンがファンに嫌われると分かっていたから」だと語った。

これまでキャプテン・アメリカはクリス・エヴァンスが演じていたが、『アベンジャーズ/エンドゲーム』で卒業。同作でキャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースから直接シールド(盾)を受け取ったアンソニー・マッキー扮するファルコン/サム・ウィルソンが当初、2代目キャプテン・アメリカになると予想されていたが、サムはシールドを手放し、新キャラクターとなるジョン・ウォーカーがキャプテンのシールドを受け継ぐことに。

『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』では、新キャプテンはヴィラン的な存在として描かれているのだが、その点について演じるワイアット・ラッセルが、新キャプテンがファンから否定的な反応を受けているということは、自分が上手く演じられている証だと米Esquireに語っている。

「だから、この役を演じるのが好きな理由の一つなんだ。みんなが新キャプテンを嫌うだろうと分かっていたからね。だから演じたかったし、それがポイントなんだ。僕がその反応を引き出したわけだし、"最高だ。上手くいってるぞ"ってね。僕は、人間はグレーなエリアにいなくちゃいけないと思っているタイプの人間なんだ。そうじゃなかったら、人生で自分自身や他に人に尋ねることができる質問の種類が限られてしまうからね...。新キャプテンが視聴者に、彼の中にグレーの領域があって、人生には日々、自分たちの周りにもグレーの領域があるという考えをもらせたらと思っている」

そしてワイアットはこれまでにMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)では、"ヒーローか悪役"という白黒をつけやすいキャラクターがほとんどだったのに対し、新キャプテンとなったジョン・ウォーカーには様々な面があり、そんなグレーの領域を探求したかったからだとも付け加えている。

なおワイアットは、人気俳優カート・ラッセル(『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』)とゴールディ・ホーン(『ファースト・ワイフ・クラブ』)を両親に持つハリウッドのサラブレッド。ワイアットは『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』の他に、米AMCのブラックコメディ『ロッジ49』に主演し、ホラー・アクション映画『オーヴァーロード』や青春コメディ映画『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』などに出演している。

『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』は全6話の最終話となる「世界はひとつ、人はひとつ」が配信されたばかり。そして、映画『キャプテン・アメリカ』シリーズ第4弾の製作が進行中であることが明らかとなり、本作を手掛けたマルコム・スペルマンがダラン・ムッソンと共に脚本を担うという。

(海外ドラマNAVI)

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Photo:『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』©2021 Marvel