世界最大のメディア企業グループを牛耳るロイ一家の陰謀をシニカルに描き、高い評価を得ている米HBOの『キング・オブ・メディア』(別タイトル『サクセッション』『メディア王 ~華麗なる一族~』)。そのシーズン3に、あの大物オスカー俳優とスウェーデン出身の人気俳優が出演することが明らかになった。米TV Lineらが報じている。
『キング・オブ・メディア』は、ウィリアム・シェイクスピアの4大悲劇の一つ「リア王」をモチーフにした社会派ドラマ。ニューヨークを舞台に、高齢の"キング"ローガン・ロイ(ブライアン・コックス)が一代で築き上げたメディア帝国の世代交代をテーマに描く。
コメディ映画『In The Loop(原題)』でアカデミー賞脚色賞にノミネートされたほか、『ピープ・ショー ボクたち妄想族』『官僚天国!~今日もツジツマ合わせマス~』『フレッシュ・ミート』といった英国コメディドラマを手掛けてきたジェシー・アームストロングがクリエイター/製作総指揮を務めている。
その新キャストとは、2002年の映画『戦場のピアノスト』で、史上最年少29歳でのアカデミー賞主演男優賞受賞者というタイトルを保持するエイドリアン・ブロディ。エイドリアンが演じるのは、億万長者の活動家ジョシュ・アーロンソンという人物で、ウェイスター社の所有権をめぐる小競り合いで重要な役割を果たすことになる。
また、ゲストスターとして、『ビッグ・リトル・ライズ』のペリー・ライト役や『トゥルーブラッド』のエリック・ノースマン役で知られるアレキサンダー・スカルスガルドの出演も明らかに。成功を収め、対立するハイテク企業の創業者兼CEOとされるルーカス・マットソンを演じるそうだ。
シーズン3から新たに出演するその他のキャストは、ホープ・デイヴィス(『ウェイワード・パインズ 出口のない街』)、サナ・レイサン(『アフェア 情事の行方』)、リンダ・エモンド(『マダム・セクレタリー』)そして韓国の歌手・女優のジヘ(『マーズ 火星移住計画』)ら。そして、ウィラ役のジャスティン・ルーペ、カール役のデヴィッド・ラッシュ、ヒューゴー・ベイカー役のフィッシャー・スティーブンスの3名がシリーズレギュラーに昇格することも明らかとなっている。
『キング・オブ・メディア』シーズン3のロケはパンデミックの影響で遅れていたが、現在ニューヨークで実施されているとのこと。(海外ドラマNAVI)
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エイドリアン・ブロディ© FAM020/FAMOUS
アレキサンダー・スカルスガルド©NYPW/FAMOUS