映画『アベンジャーズ』でロキに殺された国際平和組織S.H.I.E.L.D.のエージェント、フィル・コールソンが『エージェント・オブ・シールド』で復活したことについて、なぜ『ロキ』で触れていないのだろうか。その理由について脚本家がコメントした。米Comicbook.comが報じた。(※本記事は『ロキ』のネタばれを含むのでご注意ください)
『ロキ』は、映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』でアイアンマンたちが訪れた過去の世界で四次元キューブを手にしたロキが捕われの身から脱出した直後から物語が展開する。第1話「大いなる目的」の冒頭でロキは神聖時間軸を管理するTVA(時間変異取締局)に捕まってしまう。
ロキはメビウスという局員に、それまでにロキが犯した罪や過去、そして未来をまとめた映像を見せられ、その中には映画『アベンジャーズ』でロキがフィル・コールソンを殺すシーンも含まれていた。
メビウスとTVAは、『エージェント・オブ・シールド』でコールソンが復活したことを知っているはずだが、なぜ彼の復活に言及しなかったのだろうか。
その点について、『ロキ』で脚本を務めるマイケル・ウォルドロンが、『エージェント・オブ・シールド』の出来事は、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)が公式とする神聖時間軸以外のマルチバースで起きていると答えている。「それはおそらく、マルチバースに存在する別の世界だろう。再びコールソンを取り上げることで、疑問を提起するということ自体がエキサイティングだと思う」とコメントした。
MCUにおいては、代替現実が大きな比重を占めており、だからこそTVAが時制を乱す人物を取り締まっている訳だが、もしかしたら『ロキ』の第3話以降で、コールソンについて説明があるかもしれない。
なお、Disney+は『ロキ』の視聴記録をきっかけに、これまで配信開始日を金曜日としていたが、今後は水曜日に変更することを発表した。まもなく配信される『モンスターズ・インク』のその後を描く『モンスターズ・ワーク』は7月7日に、1989年のアクションコメディ映画『ターナー&フーチ/すてきな相棒』をドラマ版は7月21日に変更となる。
時間軸に関する疑問の答えを期待したい『ロキ』は、Disney+(ディズニープラス)にて毎週水曜に新エピソードが配信中。(海外ドラマNAVI)
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『ロキ』© 2021 Marvel