『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』の企画・製作総指揮を務めるブルース・ミラーが、同作がシーズン5で幕を降ろす可能性について言及した。米Deadlineが伝えている。
2017年に米Huluで配信開始して以来、エミー賞やゴールデン・グローブ賞など受賞してきた『ハンドメイズ・テイル』。米国では今年6月にシーズン4の最終話が配信され、すでにシーズン5への更新が発表されている本作だが、脚本家の一人ジョーダン・ヘルマンが同シーズンで終了するか、続行するかを検討していると語っていた。
この発言のあと、クリエイターのミラーは「終わりにしようとは思ってない」とDeadlineのイベントで断言。「チームは信じられないような素晴らしい作品を作り上げた。だから"よし、お別れだ"とすぐに言うつもりはない。パンデミックでどう感じたかわからないけど、僕はみんなと働いて、確実に人生で貴重なことを学ぶことができた。だから正直に言えば、そうだね、終わりが何であるかを知っているし、望まれていないのに居座るつもりもない。でも必要がないのであれば、急ぐつもりはない。だって(ジューン役の)エリザベス・モスのために書いている限り、これ以上のことはないから」と述べ、ファイナルになる可能性も含めて、製作を進めている段階だという。
また、ミラーはパンデミックのおかげで新たな視点を得ることができたと語る。「僕はとてもやりやすいみんなと仕事をしている。素敵な脚本家のみんな、素晴らしい俳優たち、監督たち、そしてクルー。彼らの今年の仕事ぶりは素晴らしいものだった。コロナ禍で作品を作り上げたんだ。すべてを2週間で撮り終えた。物語を変更できるように、違う俳優でもできるように脚本を書いたけど、彼ら自身で成し遂げた。僕はロサンゼルスにいたけど、エリザベスは他の製作総指揮と一緒にすべてを経験して終えたよ」
現時点では『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』シーズン5の配信開始日は決まっていない。なお、日本ではシーズン4(全10話)が8月27日 (金)よりHuluにて配信スタート。(海外ドラマNAVI)
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『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』© 2019 MGM Television Entertainment Inc. and Relentless Productions LLC. All Rights Reserved.