1950年代に一世を風靡したABC製作のドラマ『怪傑ゾロ』をディズニーが現代に蘇らせるリメイク版に、『NCIS~ネイビー犯罪捜査班』のウィルマー・バルデラマが出演すると米TVlineが伝えている。
1957年から1959年にかけてアメリカで放送されたガイ・ウィリアムズ主演の『怪傑ゾロ』。今回のプロジェクトは、そのイメージをディズニーによって再構築するものであると説明されている。
ウィルマーは声明で「『怪傑ゾロ』はラテン系の僕が、ヒーローにだってなれると思わせてくれた唯一のキャラクターです」とコメント。主演だけでなく製作総指揮も務めるようで「大人として、ストーリーテラーとして、物語に命を吹き込む手助けをする責任を感じています。およそ60年の月日がたった今、『怪傑ゾロ』をお茶の間に復活させることができる、子どもたちがヒーローになれると知る、そんな物語を受け継ぐ手助けができるなんて、夢が叶ったようです」と話した。
現在『NCIS~ネイビー犯罪捜査班』にニコラス・"ニック"・トーレスとして出演して6シーズン目となるウィルマー。最近ではディズニーアニメ『ミラベルと魔法だらけの家』でも声の出演を果たしており、今後『怪傑ゾロ』の製作が進めば、ますます多忙を極めそうだ。
米Disney Branded Televisionの代表アヨ・デイヴィスは「ウィルマーと共に、面白さと体験の多様性を反映できるよう私たちは全力で臨みます。次なる世代の視聴者とゾロという決定的なキャラクターを繋げるために、文化的な関連性や楽しいストーリーを提供することを楽しみにしています」と声明で述べている。
アメリカの作家ジョンストン・マッカレーが生み出した物語『怪傑ゾロ』は、アントニオ・バンデラス主演『マスク・オブ・ゾロ』といった映画化はじめ、日本ではタイトルをもじった「かいけつゾロリ」シリーズが製作されるなど世界中で世代を超えて親しまれてきた。アメコミヒーローのバットマンも、『怪傑ゾロ』からインスピレーションを得たとか。
この不朽の名作を、ウィルマーは現代でどのように描くのか。期待して待ちたい。(海外ドラマNAVI)
Photo:
ウィルマー・バルデラマ公式Instagramより