大人気ドラマ『SEX AND THE CITY』の待望となる続編『AND JUST LIKE THAT... / セックス・アンド・ザ・シティ新章』がついに配信開始。その第1話はいきなり衝撃的な展開となっているようで、その点についてショーランナーが言及している。(※本記事は、第1話のネタバレを含むのでご注意ください!)
全10話となる『AND JUST LIKE THAT...』は、キャリー(サラ・ジェシカ・パーカー)とミランダ(シンシア ・ ニクソン)、そしてシャーロット(クリスティン・デイヴィス)の3人が、30代の時よりもさらに複雑になった50代での友情や現実社会を歩んでいく様子を描く。
第1話「Hello It"s Me(原題)」では、主要キャラクターの死が突然訪れる。キャリーがパーティーから帰宅すると、エクササイズ直後に心臓発作を起こし、倒れている夫のミスター・ビッグ/ジョン(クリス・ノース)を発見。必死に助けようと試みるキャリーだったが、彼は帰らぬ人になるという、まさかの展開となっていた。劇中でキャリーは夫の死を、「And just like that...Big died(...いとも簡単にビッグが死んだ)」と伝え、タイトルの意味するところが明らかとなる。
続く第2話で、ビッグの葬儀まで流れが描かれるようだが、ファンにとって大きなショックになるであろう彼の死について、ショーランナーのマイケル・パトリック・キングは、「ビッグを殺す決断を心地良く感じていた」と語っている。
「ビッグが死ぬというアイデアを模索する強い衝動がなければ、私はシリーズに戻って来なかったでしょう。この一人の男性との愛を見つけることだけに尽くしていたキャラクターにとって、"まったく愛がなかったよりも、愛して失った方がいいのではないだろうか?"と考えました。(オリジナル版と)DNAは同じなため、(ビッグを殺すことに)抵抗もありませんでした。続編ではキャリーの側にビッグはいません。短い間、ほんの数分だけ彼はいましたが、今はいないのです」
その言葉を少し心ないと感じてしまう人もいるかもしれないが、キングは「一番大切なのは自分自身との関係です」と続けている。「最も重要でチャレンジを要し、愛情深いのは自分との関係です。私たちは、"自分らしくいれば十分"だという理論を証明しようとしているのです」と、続編シリーズで伝えたいメッセージやコンセプトについて明かしている。
50代にして、最愛の夫であるビッグを亡くしたキャリーには何が待っているのだろうか? 今後の展開から目が離せなくなりそうだ。『AND JUST LIKE THAT... / セックス・アンド・ザ・シティ新章』は、U-NEXTにて毎週水曜日に1話ずつ配信中。(海外ドラマNAVI)
Photo:
『AND JUST LIKE THAT... / セックス・アンド・ザ・シティ新章』©2021 WarnerMedia Direct, LLC. All Rights Reserved. HBO Max™ is used under license./Photograph by Craig Blankenhorn/HBO