『ザ・ソプラノズ』ジェームズ・ガンドルフィーニ、アイス食べ過ぎで撮影中止になっていた

傑作マフィアドラマ『ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア』(以下『ザ・ソプラノズ』)にトニー・ソプラノ役で主演したジェームズ・ガンドルフィーニ。残念ながら2013年6月19日に心臓発作で亡くなったが、その彼の人柄がわかるエピソードを共演者が語った。米Screenrantが報じている。

食事シーンが多い『ザ・ソプラノズ』。カメーラ・ソプラノを演じていたイーディ・ファルコは、こうしたシーンでのジェームズのお茶目なエピソードを明かしている。

「皆は食事をしているように見えるトリックを学んだから、撮影の時は実際には食べていなかったの。でも、ジム(ジェームズ)はすべてのテイクで食べていたし、テイクの合間にも食べていたわ。アイスクリームを食べるシーンがあって、ジムはどのテイクでも食べてはおかわりを繰り返してた。そのときに、彼が私の話を聞いていないことに気づいたの。きっとアイスの虜になっていたんでしょうね。それで結局そのシーンは翌日に撮り直すことになって。彼はまるで5歳児のように"アイスクリームは美味しいよ、好きだね"とか言ってて、私は"もうやめなさい、病気になるわよ!"みたいな感じで」

子どものような食いしん坊エピソードだが、こうして撮影された数々のた食事シーンが作品に良い影響を与えていたと話すのは俳優のロブ・ロウ(『9-1-1:Lone Star』)。YouTube番組「Hot Ones(原題)」に出演し、トニーが食事をするのを視聴者に見せることで、ドラマの中での彼のキャラクターがより平凡で親しみやすくなっていると説明している。

デヴィッド・チェイス(『マネークラッシュ』)が手掛け、1999年から2007年まで放送された『ザ・ソプラノズ』。今年米国では、前日譚を描いた映画『ソプラノズ ニューアークに舞い降りたマフィアたち』が公開され、チェイスもキャラクター創造で制作に参加。本作にはジェームズの実の息子であるマイケル・ガンドルフィーニが、若かりし時代のトニー・ソプラノ役で出演している。(海外ドラマNAVI)

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『ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア』©2006 Warner Bros. Entertainment Inc.