AIから生まれたヴィジョンは、なぜ“正しい答え”より“大切な人を守ること”を選ぶようになったのか。『ヴィジョンクエスト』の配信前に、ウルトロンやワンダとの出会いを通して彼の変化を振り返る。
『ヴィジョンクエスト』10月14日配信へ。AIヴィジョンが歩んだ“人間探求”の旅
世界中に衝撃と感動を巻き起こした『アベンジャーズ/エンドゲーム』をはじめ、破格のメガヒット超大作によってエンターテイメント史を塗り替えてきたマーベル・スタジオ。12月18日(金)に公開を控える『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』への期待も高まる中、「アベンジャーズ」シリーズを中心に数々の作品で活躍してきたヴィジョンが主人公の最新オリジナルドラマシリーズ『ヴィジョンクエスト』がディズニー公式動画配信サービス ディズニープラスで10月14日(水)より独占配信される。
AIを基に誕生し、論理的に物事を判断していたヴィジョン。しかし、仲間と出会い、誰かを愛する中で、彼は次第に“正しい答え”ではなく“大切な人を守ること”を選ぶようになっていった。そこで今回は、そんなヴィジョンの歩みを振り返りながら、AIでありながら誰よりも愛情深く、人間らしくなっていった彼の変化に迫っていく。果たして、自らの存在と向き合う最新作「ヴィジョンクエスト」で、彼は何を見つけるのか?
ウルトロンの暴走を前に、ヴィジョンが下した“AIらしくない”判断

アイアンマンことトニー・スタークをサポートしていたAIを基に、論理的な思考を持ち、感情に流されることなく合理的な判断を下すヒーローとして生み出された人造人間ヴィジョン。しかし、同じくAIを基に“世界を守る”という使命とともに産声をあげたヴィラン ウルトロンが、“人類を滅ぼせば環境破壊も戦争も起こらない”という極論に達する暴走を目の当たりにしたヴィジョンは、「人間の欠点も愛し、人間と共に生きる」というAIらしくない判断を下し、ウルトロンを撃破。
そして、感情が芽生え始めたヴィジョンの“人間らしさ”は、ワンダ・マキシモフとの関係性を通して、さらに深まっていく。“他者によって特別な力を授けられた”という共通点を持つ二人は、互いに「自分が一体何者なのか?」を模索する中で心を通わせていく。
『シビル・ウォー』で揺れた心。命令に従うか、ワンダの自由を尊重するか

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』では、強大な力を持つワンダが市民に被害を及ぼさないよう、トニー・スタークから彼女を監視するよう命じられたヴィジョンが、命令に従うべきか、ワンダの自由を尊重すべきかで葛藤する姿も描かれた。やがてヴィジョンの判断基準にも変化が生まれ、世界にとって何が正しいのかだけではなく、“大切な人を守るために何が正しいのか”を考えるようになっていったヴィジョン。どれだけ高度な知性を持っていても、愛する人が関われば冷静な計算だけでは動けなくなる。まさに、人間なら誰もが理解できる感情を手にしたヴィジョンの成長過程について、ヴィジョン役のポール・ベタニーも「彼は人間であること、そして愛とは何なのかを理解しようとしている」と語っている。
『インフィニティ・ウォー』の犠牲から、ホワイトヴィジョンの再起動へ

そんなヴィジョンは、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でも最凶のヴィラン サノスを前に、愛するワンダ、そして彼女が生きる世界を守るために自ら犠牲になることを選択。命が尽きる瞬間まで大切な人を想い続けた、誰よりも“人間らしい”ヴィジョンだが、やがて記憶を持たない“身体”だけの存在ホワイトヴィジョンとして再起動。かつての記憶もデータとして取り戻すことに成功するが、ワンダとの間で育んだ愛情や、大切な人を失う悲しみといった“人間らしさ”を無くしたヴィジョンは、自分を探すために再び歩み始める。そんな本作についてポール・ベタニーは「記憶を取り戻したものの、それらの記憶にいかなる感情も結びつけることができない状態にあるヴィジョンは、根本的な問いを抱えています。『自分とは何者なのか?』そして『人間らしさとは何か?』という問いに向き合います」と語る。
マインドスペースにウルトロンやジャーヴィス、フライデーが再登場
さらに本作では、異なる性格を持ったAIキャラクターたちが“マインドスペース”と呼ばれるヴィジョンの脳内環境に登場し、ヴィジョンが生活の中で学んだ人間のデータを整理するために手助けをしてくれる。その中には、ウルトロンやジャーヴィス(J.A.R.V.I.S.)、フライデー(F.R.I.D.A.Y.)といったMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品で活躍してきたAIキャラクターも続々と再登場を果たす。自分を見失い、過去と向き合う中で、予測不能な事態へと巻き込まれていくヴィジョンは、物語の結末で何を見つけるのか。新たな“人間探求”の物語に注目したい。
『ヴィジョンクエスト』は、2026年10月14日(水)よりディズニープラスにて独占配信。(海外ドラマNAVI)




