英国を代表する俳優デヴィッド・テナント(『ドクター・フー』『グッド・オーメンズ』)が、映像ソフトメーカーの米Criterion社による人気企画「Criterion Closet」に登場した。数多の名作映画のDVDやBlu-rayが並ぶ夢のようなクローゼットを訪れたデヴィッドは、自身が幼少期や俳優人生の中で多大な影響を受けた名作映画をピックアップ。その魅力を熱く語った。
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デヴィッド・テナント×コリン・ファース夢の共演!世界を揺るがした性愛本の誕生秘話を描くコメディに出演
『ドクター・フー』や『グッド・オーメンズ』で知られるデヴィッ …
『バンデットQ』からオロノ劇の名作まで!独自のセンスで選ぶ名作群
最初に彼が手に取ったのは、テリー・ギリアム監督による幻想的なファンタジーアドベンチャー『バンデットQ』だ。「テリーの頭の中を通して世界を見るような体験で、非常に魅力的で心地よい作品」と語るデヴィッド。ショーン・コネリーやイアン・ホルムといった豪華キャストの競演にも触れ、作品の持つ唯一無二の想像力を絶賛した。
続いて選んだのは、オスカー・ワイルド原作の劇映画『真面目が肝心』。「自分はもう年齢的に出演することはないだろう」と前置きしつつも、名女優イーディス・エヴァンスによる伝説的なセリフ回しが映画として永遠に残されていることの価値を強調した。
さらに、デヴィッド・リーン監督とノエル・カワードのタッグ作『逢びき』にも言及。「微細な仕草や視線の動き、重なり合う手といったディテールで不倫の恋が描かれている。モノクロ映像の美しさと蒸気機関車の煙が漂う情景は、驚くほど繊細で知的な人間ドラマだ」と感嘆した。
ケイリー・グラントの圧倒的存在感とオリヴィエのシェイクスピア劇
コメディ映画の名作『ヒズ・ガール・フライデー』を取り出したデヴィッドは、主演のケイリー・グラントについて独特の表現で称賛を送った。
「ケーリーにはどこか浮世離れしたところがある。僕らと同じ人間として生活していたなんて信じられないほどだ。彼はまさに究極の映画スターであり、彼自身であることが最高の魅力だった」
また、演劇に精通するデヴィッドらしく、ローレンス・オリヴィエによるシェイクスピア映画3部作(『ヘンリィ五世』『ハムレット』『リチャード三世』)のボックスセットにも目を留めた。「オリヴィエの舞台の多くは一夜限りで消えてしまったが、この映画によって彼の革新的な演劇アプローチや魅力を垣間見ることができる」と、俳優ならではの敬意を払った。
人生で一番好きな映画は16歳の冬に出会った『十二人の怒れる男』
そしてデヴィッドが「人生で一番好きな映画かもしれない」と深い愛を語ったのが、シドニー・ルメット監督の傑作法廷劇『十二人の怒れる男』だ。
16歳のクリスマスの夜、両親が寝静まったあとにテレビで偶然観たというデヴィッド。「事実に迫るプロセスの面白さはもちろん、人々の持つ偏見や父と子の関係性が実に見事に描かれている」と振り返り、ヘンリー・フォンダやリー・J・コッブの圧倒的な演技を称えた。
最後には読者に向けて「もし観たことがないなら、自分へのご褒美としてぜひ観てほしい。間違いなく別の世界へ引き込まれるはずだ」と強いメッセージを送った。
『十二人の怒れる男』はPrime Video「MGM+」にて配信中。(海外ドラマNAVI)
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